鶴田町の地域おこし協力隊|活動内容・報酬・住居の支援
青森県鶴田町の地域おこし協力隊について、活動内容と報酬、住居の支援、応募の流れをまとめます。
鶴田町は青森県の西部、津軽平野の中央にある町です。岩木川と平川が合流する低地に広がり、冬に出回るぶどう「スチューベン」の産地として知られています。その鶴田町の地域おこし協力隊について、鶴田町と総務省の公式情報をもとにまとめます。
隊員は5人。人口1万人台の町としては厚い受入です
総務省が令和8年4月24日に公表した「令和7年度における地域おこし協力隊の活動状況等」によると、令和7年度に鶴田町で活動した地域おこし協力隊は5人です。同じ資料で青森県全体は84人・28団体でした。
県庁所在地の青森市と同数で、中泊町・おいらせ町と並ぶ県内4位タイです。弘前市9人、八戸市とつがる市7人に次ぎます。青森県は28団体のうち25団体が5人以下なので、5人は上のほうに入ります。制度そのものの仕組みは地域おこし協力隊とはどんな制度かにまとめています。
報酬は月額29万1,000円。県内最大の市とほぼ同じです
町の募集要項は、待遇をこう定めています。
- 報酬 月額291,000円(賞与なし。社会保険料等を控除して支給されます)
- 身分 会計年度任用職員として鶴田町長が委嘱
- 勤務 原則として週5日・週35時間(1日7時間)
- 社会保険 青森県市町村職員共済組合、厚生年金、雇用保険に加入
- 任期 着任日から年度末まで。最大3年まで更新できる
この291,000円という額に注目してください。弘前市がりんご産業の枠で出している月額291,666円に近い数字です。人口1万人台の町が、県内で最も人口の多い市に並ぶ額を出しています。
ただしこの2つを額面のまま比べることはできません。鶴田町の291,000円は要項に「社会保険料等を控除して支給します」と書かれた控除後の額で、弘前市の291,666円は控除前の報酬額です。引いたあとの額と引く前の額なので、同じ土俵にありません。手元に残る額でいえば、鶴田町のほうが実質的に上回ります。
「小さい町だから条件が悪いだろう」という見当は、少なくとも青森県では当たりません。報酬の考え方そのものは地域おこし協力隊の給料・年収で整理しています。
住居は町が手配して無償で貸します
さらに差がつくのがここです。要項は住居についてこう書いています。
住居物件は町が手配し無償貸与。転居費用は自己負担
家賃がかかりません。活動に使う車両とパソコンも町が貸与します。自己負担と明記されているのは転居費用です。
弘前市は「一部賃料も市が負担します(上限あり)」で、上限額は公表されていません。青森市の八甲田牛隊員の枠は月55,000円を上限に市が負担します。鶴田町は上限を設けず無償です。月額がほぼ同じで家賃がかからない以上、手元に残る額はこちらのほうが大きくなります。
副業は届け出れば認められます
要項は副業・兼業について許可(届出が必要)としています。会計年度任用職員なので地方公務員としての扱いになりますが、届け出る道は用意されています。契約の形によって副業の扱いがどう変わるかは地域おこし協力隊は副業できるのかにまとめています。
募集は「地域交流・観光促進イベントのプロデュース」でした
直近の募集は、地域交流・観光促進イベントのプロデュースにかかる枠で、若干名でした。町は冬ぶどう「つるたスチューベン」の販売促進を切り口にした広報や、地域資源の発掘と情報発信も協力隊の業務として挙げてきました。
日程は次のとおりです。
- 応募期限 令和7年11月28日(金)必着
- 選考 第1次選考(書類)、第2次選考(面接)
- 任用開始 令和8年4月1日(水)以降
この回の応募期限はすでに過ぎています。11月末に締めて4月に着任という並びなので、次を狙うなら秋口から町のページを見ておくのが確実です。募集の探し方は地域おこし協力隊の募集の探し方で整理しています。
応募できる人の条件
要項が挙げている条件です。
- 都市圏に住民票があり、採用後に鶴田町へ転入できること。または他の地域で協力隊員として2年以上活動し、解職から1年以内であること
- 普通自動車運転免許を持っていること(オートマチック限定でも可)
2つ目の条件は見落とされがちです。別の自治体で任期を終えた人にも道が開かれています。なお年齢について、過去の募集では20歳以上40歳以下という条件が示されたこともあります。枠ごとに変わるので、応募するときはその要項で確かめてください。
地域要件は町が独自に決めているものではなく総務省の要綱にもとづきます。地域おこし協力隊の応募条件で先に確かめておくと話が早くなります。
問い合わせ先
鶴田町役場 企画交流課 交流係(電話 0173-22-2111)が窓口です。所在地は青森県北津軽郡鶴田町大字鶴田字早瀬200番地1です。
募集の内容も金額も年度ごとに変わります。この記事は令和8年8月時点で公開されている情報をもとにしています。応募するときは、その年度の要項で必ず確かめてください。
よくある質問
Q.鶴田町の地域おこし協力隊の報酬はいくらですか。
A.募集要項では月額291,000円です。要項は「賞与なし。社会保険料等を控除して支給します」としているので、これは控除後の額にあたります。弘前市がりんご産業の枠で出している月額291,666円は控除前の報酬額なので、額面をそのまま並べることはできません。人口1万人台の町が、県内で最も人口の多い市に並ぶ額を出していることになります。加えて住居は町が手配して無償で貸与するため、家賃がかかりません。弘前市は「一部賃料も市が負担します(上限あり)」で上限額は公表されておらず、青森市の八甲田牛隊員の枠は月55,000円が上限です。
Q.住居や車はどうなりますか。
A.住居物件は町が手配し、無償で貸与されます。活動に使う車両とパソコンも町が貸与します。自己負担と明記されているのは転居費用です。
Q.契約はどんな形ですか。社会保険はどうなりますか。
A.会計年度任用職員として鶴田町長が委嘱します。青森県市町村職員共済組合、厚生年金、雇用保険に加入します。勤務は原則として週5日・週35時間(1日7時間)です。任期は着任日から年度末までで、最大3年まで更新できます。副業・兼業は届け出れば許可されます。
Q.いま応募できますか。
A.直近の募集は「地域交流・観光促進イベントのプロデュース」にかかる枠で若干名、応募期限は令和7年11月28日(金)必着でした。すでに過ぎています。任用開始は令和8年4月1日(水)以降とされていました。11月末に締めて4月に着任という並びなので、次を狙うなら秋口から町のページを見ておくのが確実です。
Q.他の自治体で協力隊をしていた人でも応募できますか。
A.できる場合があります。要項は応募資格として、都市圏に住民票があり採用後に鶴田町へ転入できる人のほかに、他の地域で協力隊員として2年以上活動し解職から1年以内の人も挙げています。見落とされやすい条件なので、任期を終えたあとに別の地域で続けたい場合は確認する価値があります。
参考にした公式ページ
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。