足立区の防災ガイド|避難所・ハザードマップの見方
足立区の防災を公式情報をもとにまとめました。避難のしくみ、ハザードマップの見方、家庭の備えを解説します。
足立区は荒川・隅田川・綾瀬川をはじめ多くの川に囲まれた低地で、地震だけでなく水害への備えも大切なまちです。足立区の公式情報をもとにまとめます。
地震のときの避難先
足立区の震災時の避難は、身を守るための場所と、生活する場所とで役割が分かれています。まず、火災の危険が迫ったときにいったん集まる場所として、地域の公園や神社などが町会・自治会単位で一時集合場所に指定されています。
大きな火災から生命を守ることを目的に東京都が指定しているのが避難場所で、区内には32カ所あり、住んでいる住所ごとに割り当てられています。ここは火の手から逃れるための広い場所で、寝泊まりする場所ではありません。
一方、家が被災して生活の場が必要になったときに開設されるのが避難所です。生活の場となる第一次避難所には区立の小中学校や都立高校などが指定され、近隣の町会・自治会を中心とした避難所運営本部によって開設されます。さらに、第一次避難所での生活が難しい高齢の方や障がいのある方などのために、福祉施設や地域学習センターなどが福祉避難所(第二次避難所)として指定され、区が開設して必要な支援を行います。このように「火災から逃れる避難場所」と「生活の場となる避難所」は別のものなので、自宅がどこに割り当てられているかを平常時に確認しておきましょう。避難先の呼称や指定、開設の条件は変わることがあるため、最新は必ず足立区の公式ホームページで確認してください。
ハザードマップで自宅のリスクを知る
足立区は水害リスクや避難の情報をまとめた洪水・内水・高潮ハザードマップを公開しています。名前のとおり、川があふれる洪水だけでなく、大雨で下水などがあふれる内水氾濫、海面が高くなる高潮の三つのリスクを扱っています。
浸水想定の対象となる川には、荒川をはじめ利根川・江戸川・中川・綾瀬川・芝川・新芝川といった大きな川に加え、毛長川・伝右川・垳川などの中小河川、内水氾濫にかかわる隅田川・新河岸川などが含まれます。これらは水防法にもとづき、想定し得る最大規模の降雨を前提に作られています。足立区は四方を川に囲まれた低地で高低差が少なく、いったん浸水すると水が引きにくいという特性があるため、自宅の想定浸水の深さを地図で確かめておくことが大切です。なお、区内には土砂災害警戒区域や津波災害警戒区域は現在のところ指定がありません。ハザードマップの内容や公開されている種類は変わることがあるため、最新は必ず足立区の公式ホームページで確認してください。
風水害のときの避難所
風水害のときの避難は、地震のときとは考え方が異なります。地震は突然起きますが、台風や大雨はある程度予測できるため、雨や川の水位の情報を見ながら、危険が高まる前に早めに動くことが基本になります。浸水するおそれのある低い場所にとどまり続けるのは危険なので、状況によっては安全な場所へ早めに移ることが求められます。
足立区は、墨田区・江東区・葛飾区・江戸川区とともに、東京東部低地帯に位置する江東5区の一つです。大規模な水害では区の中だけで安全を確保しきれない場合があるため、江東5区では広域避難を軸とした避難対応を基本方針として取り組んでいます。大きな川があふれるような大規模水害のときは、近所の避難所へ行くのではなく、より安全な地域へ早めに避難することが必要になる場合があります。どのようなときにどこへ避難するかの考え方は変わることがあるため、最新は必ず足立区の公式ホームページで確認してください。
家庭で備えておくもの
災害の直後は、食料や水がすぐに手に入らないことがあります。足立区は各家庭に最低3日分、できれば7日分以上の備蓄をすすめています。飲み水や調理用の水は1人1日3リットルほどが目安とされ、長期保存できる水のほか、水道水を数日分ためておく方法もあります。
食料は特別な非常食をそろえなくても、パックのごはんや即席めん、レトルト食品、缶詰などふだん食べているものを少し多めに買い、古いものから使って買い足していく「ローリングストック」で備えられます。断水するとトイレが使えなくなるため、携帯トイレを1人1日5回から7回分を目安に用意しておくと安心です。足立区では毎月19日を「あだち備蓄の日」とし、食品の期限や備えを見直す機会にしています。備蓄の目安や区の取り組みは変わることがあるため、最新は必ず足立区の公式ホームページで確認してください。
日ごろからできる備え
物の備えとあわせて、日ごろの備えも命を守ります。地震では家具が倒れてけがをしたり、避難の妨げになったりするため、家具を固定して転倒を防いでおきましょう。また、家族がばらばらの場所で被災することもあるので、集合する場所や連絡の取り方を平常時に話し合っておくことが大切です。
自宅や職場、通学路の周辺がどのくらい浸水する想定なのかをハザードマップで確認し、安全に移動できる経路を家族で歩いて確かめておくと、いざというときに落ち着いて行動できます。足立区は防災マップやガイド、防災アプリなどでこうした情報を発信しています。備えの方法や区の発信する情報は変わることがあるため、最新は必ず足立区の公式ホームページで確認してください。
この記事は足立区公式ホームページの情報をもとに作成しています。避難先の指定・ハザードマップの内容・備蓄の目安などは変わることがあります。最新の情報は必ず足立区の公式ホームページで確認してください。
よくある質問
Q.足立区の避難先はどこですか?
A.地震のときは、火災から生命を守るために東京都が指定した避難場所(区内32カ所)へ住所ごとに割り当てられ、家が被災して生活の場が必要なときは区立小中学校や都立高校などの第一次避難所が開設されます。福祉避難所(第二次避難所)は、第一次避難所での生活が難しい方のために区が開設します。割り当ては住所によって異なるため、足立区の公式ホームページで自宅の避難先を確認してください。
Q.自宅の水害・土砂災害リスクはどこで確認できますか?
A.足立区が公開している「洪水・内水・高潮ハザードマップ」で、荒川などの川があふれた場合や内水氾濫・高潮のときの浸水の想定を確認できます。なお足立区内には土砂災害警戒区域や津波災害警戒区域は現在のところ指定がありません。最新のマップは足立区の公式ホームページで確認してください。
Q.地震と風水害で避難先は同じですか?
A.同じとは限りません。地震では火災から逃れる避難場所や生活の場となる避難所へ避難しますが、大雨や台風による大規模水害では、足立区を含む江東5区として広域避難を軸とした対応が基本とされ、より安全な地域へ早めに避難することが必要になる場合があります。判断の目安は変わることがあるため、足立区の公式ホームページで確認してください。
参考にした公式ページ
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。