品川区の防災ガイド|避難所・ハザードマップの見方
品川区の防災を公式情報をもとにまとめました。避難のしくみ、ハザードマップの見方、家庭の備えを解説します。
品川区は東京湾に面し、内陸には台地の斜面もあるため、地震・風水害・高潮など複数の災害に備えておく必要があります。避難のしくみやハザードマップの見方、家庭の備えを、品川区の公式情報をもとにまとめます。
地震のときの避難先
品川区では、地震のときに向かう先が役割ごとに分かれています。まず身を守る場所と、生活を送る場所を区別しておくことが大切です。
- 一時集合場所:防災区民組織(町会・自治会)ごとに、まず一時的に集まって様子を見たり、集団で避難したりするための身近な場所です。学校のグラウンド、神社・仏閣の境内、公園、緑地、団地の広場などが選ばれています。
- 避難場所:火災の延焼などの危険から一時的に身を守るために避難する場所です。生活の場である避難所とは役割が違います。
- 避難所(区民避難所):家屋の倒壊や火災の延焼などで自宅での生活が難しくなった人のために、区立の学校などを開設して受け入れる場所です。品川区は小・中学校や義務教育学校など合計52か所を区民避難所に指定しており、町会・自治会単位であらかじめ指定されています。
開設の目安は地震の揺れの大きさで分かれます。震度5弱・5強のときは区が自主避難施設を開設して区の職員が運営し、震度6弱以上のときは52か所の区民避難所を開設して、町会・自治会を母体とした防災区民組織が中心となり避難者と協力して運営します。自分が避難する避難所は、いざというときのために事前に確認しておきましょう。避難所の指定や開設の考え方は変わることがあるため、最新は必ず品川区の公式ホームページで確認してください。
ハザードマップで自宅のリスクを知る
品川区は防災地図を冊子にまとめており、自宅の住所から町会・自治会や区民避難所を確認できるようになっています。公開されている主なハザードマップは次のとおりです。
- 地震マップ:地震の揺れやすさや被害のリスク
- 浸水ハザードマップ:河川の氾濫による浸水のリスク
- 多摩川洪水ハザードマップ:多摩川が氾濫したときの浸水想定
- 高潮浸水ハザードマップ:台風などによる高潮で生じる浸水のリスク
- 雨水出水浸水ハザードマップ:下水道の能力を超える大雨(内水)による浸水のリスク
- 津波ハザードマップ:地震にともなう津波の浸水想定
- 土砂ハザードマップ:土砂災害の(特別)警戒区域
まずは自宅の住所で、どの災害のリスクがあるかを確かめておくと、避難の判断がしやすくなります。ハザードマップの種類や内容は見直しで変わることがあるため、最新は必ず品川区の公式ホームページで確認してください。
風水害のときの避難所
台風や大雨などの風水害は、地震と避難の考え方が異なります。地震のときは52か所の区民避難所があらかじめ指定され、防災区民組織が運営するのに対し、風水害のときは被害の規模に応じて、開設する施設・担当・運営主体を区が定める柔軟な対応をとります。
- 自主避難施設:台風の規模などに応じて、区が開設するかどうかや時刻を判断し、区の職員が開設・運営します。自宅にいることに不安を感じる人が対象で、区内の各地区に指定されています。
- 避難場所:避難情報の発令に合わせて区が開設し、危険を回避するために一時的に避難者を受け入れます。
- 区民避難所:自宅の損壊などで避難生活を送る必要が生じた人を受け入れます。
避難のよびかけは、警戒レベル3から5の段階に分けて発令されます。早めの避難が必要な人は、レベルが上がる前の行動を心がけましょう。風水害時の避難施設や避難情報の基準は変わることがあるため、最新は必ず品川区の公式ホームページで確認してください。
家庭で備えておくもの
自宅が無事なら、避難所へ行かずに自宅で過ごす「在宅避難」も選択肢になります。日ごろから次のような備えをしておくと安心です(量は一般的な目安です)。
- 水:1人1日3リットルを目安に、最低3日分(できれば1週間分)
- 食料:3日から1週間分の非常食(加熱がいらず、長期保存できるもの)
- 生活用品:携帯トイレ、常備薬、懐中電灯、乾電池、モバイルバッテリー、救急用品、現金、貴重品の写し
- 家族に合わせた品:乳幼児のミルク・おむつ、高齢者の介護用品、持病のある人の薬など
日ごろ使う食料や日用品を少し多めに買い置きし、使った分を補充していく備え方(ローリングストック)にすると、無理なく続けられます。備えの目安は状況によって変わることがあるため、最新は必ず品川区の公式ホームページで確認してください。
日ごろからできる備え
いざというときに慌てないために、平常時からできることを進めておきましょう。
- 家具の固定:転倒・落下・移動を防ぐため、家具を壁に固定する
- 連絡方法の確認:災害用伝言ダイヤル171や集合場所を家族で決めておく
- 避難経路の確認:自宅から一時集合場所・避難所までの道を、実際に歩いて確かめておく
- 自宅のリスク確認:ハザードマップで浸水や土砂災害のリスクを把握しておく
- 火災への備え:住宅用火災警報器や消火器を用意し、使い方を確認しておく
- 地域とのつながり:地域の防災訓練に参加し、近所どうしで助け合える関係をつくる
こうした備えの内容や地域の取り組みは変わることがあるため、最新は必ず品川区の公式ホームページで確認してください。
この記事は品川区公式ホームページの情報をもとに作成しています。避難所の指定やハザードマップの内容、避難情報の基準などは変わることがあります。最新の情報は必ず品川区の公式ホームページで確認してください。
よくある質問
Q.品川区の避難先はどこですか?
A.役割ごとに分かれています。まず身近な一時集合場所に集まり、火災などの危険からは避難場所へ、自宅での生活が難しいときは区立学校などの区民避難所(合計52か所)へ向かいます。避難所は町会・自治会単位で指定されているため、自分の避難所を事前に確認しておきましょう。
Q.自宅の水害・土砂災害リスクはどこで確認できますか?
A.品川区が公開している防災地図・各ハザードマップで確認できます。浸水・多摩川洪水・高潮・雨水出水(内水)・津波・土砂災害など災害の種類ごとに用意されており、自宅の住所からリスクを調べられます。
Q.地震と風水害で避難先は同じですか?
A.考え方が異なります。地震のときは52か所の区民避難所があらかじめ指定され防災区民組織が運営しますが、風水害のときは被害の規模に応じて区が開設する施設や運営主体を定め、区の職員が運営する自主避難施設なども使われます。
参考にした公式ページ
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。