美深町の地域おこし協力隊|賞与なしで月額270,000円
美深町の地域おこし協力隊について、月額270,000円で賞与なしという待遇の意味、家賃に応じた住宅手当と移転料、空き家とサウナを使う仕事の中身をまとめます。
美深町の地域おこし協力隊は月額270,000円ですが、賞与はありません。会計年度任用職員としては珍しい形です。仕事は空き家の改修とサウナを軸にしています。町が公表している情報から整理します。
隊員5人、上川の北部
総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、美深町の隊員数は5人でした。北海道の受入166市町村のなかで37位です。
美深町が属する上川振興局は23市町村で288人。1市町村あたり12.5人と道内で2番目に密度の高い地域です。東川町65人、中川町24人、名寄市14人、美瑛町13人、士別市12人が近隣にあたります。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。
上川は受入が多い地域なので、隊員5人という規模は相対的に小さくなります。 近隣に隊員の多い自治体があるということは、地域を越えた交流の機会があるということでもあります。
賞与なしで月額270,000円
町が公表している条件は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 報酬 | 月額270,000円(賞与はありません) |
| 任用 | 会計年度任用職員 |
| 勤務 | 1日7時間15分、週5日が基本 |
| 住宅手当 | 家賃月額に応じた住宅手当相当分を支給 |
| 移転料 | 移動距離に応じて算出した額を支給 |
| 保険 | 健康保険、厚生年金、雇用保険、非常勤職員公務災害補償 |
| 任期 | 任用日から令和9年3月31日まで(年度単位・最長3年) |
「賞与はありません」と明記している点が特徴です。会計年度任用職員は期末手当が出るのが一般的で、道内でも幌延町(200,000円+賞与)、清里町(約224,300円+賞与4.6か月)が賞与を出しています。
美深町は月額を高くして賞与を出さないという組み立てです。年収に直すと次のようになります。
| 市町村 | 月額 | 賞与 | 年額の目安 |
|---|---|---|---|
| 美深町 | 270,000円 | なし | 約3,240,000円 |
| 清里町 | 約224,300円 | 4.6か月 | 約3,723,000円 |
| 幌延町 | 200,000円 | 6月・12月 | 額は要確認 |
月額だけを見ると美深町が高く、年額で見ると清里町が上回ります。 求人を比べるときは、月額と賞与を分けずに年額で並べてください。契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。
移転料が距離に応じて算出されるという書き方も具体的です。岩内町の赴任手当が上限50,000円、美幌町の引っ越し費用が上限200,000円と定額なのに対し、実費に近い考え方になります。
空き家とサウナ
観光サポーターの枠で公表されている業務は次のとおりです。
- 空き家を活用した拠点づくり
- 手作業による空き家の改修
- アウトドア・サウナのコンテンツ開発
- 観光協会事業のサポート
空き家の改修が業務に入っている点が実務的です。多くの町の空き家対策は「調査」や「情報発信」にとどまりますが、美深町は手を動かして直すところまで含めています。
サウナを明示している枠も道内では限られます。近年のサウナ需要を地域の観光に取り込む動きで、妹背牛町にも同種の枠がありました。
美深町はびふかアイランドやチョウザメの飼育で知られる町でもあります。町全体として観光の資源を持っており、そこに新しいコンテンツを足す役割になります。
空き家を直す枠が増えている
空き家に関わる枠は、道内の協力隊で増えている型です。
| 市町村 | 空き家の枠 |
|---|---|
| 美深町 | 空き家を活用した拠点づくり・手作業による改修 |
| 浦幌町 | 空き家対策担当 |
| 幌延町 | 空き家、空き店舗を利用した飲食店の新規起業 |
| 妹背牛町 | 起業へつなぐ枠 |
総務省の住宅・土地統計調査では空き家は全国で増え続けており、北海道も例外ではありません。人口が減れば住む人のいない家が残るためです。
協力隊にとって、空き家は住まいと仕事の両方に関わります。 自分が住む家をどう確保するかという問題であり、同時に町の課題でもあります。
手を動かして直せる人は強くなります。 大工仕事の経験、電気や水道の知識、内装の技術は、任期後の仕事にもつながります。改修そのものを事業にするという道筋も見えます。
一方で、改修には費用がかかります。 材料費を誰が持つのか、どこまで自分で直すのかは、応募のときに確かめてください。
応募の前に確かめること
- 賞与がないことを踏まえる。年額で他と比べてください
- 月額270,000円を年額に直す。約3,240,000円になります
- 住宅手当の計算方法を確認する。家賃月額に応じた額です
- 移転料の算出方法を確認する。移動距離に応じて決まります
- 手作業での改修があることを踏まえる。体を使う仕事です
- 上川という地域を活かす。近隣に隊員の多い自治体があります
北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊に、同じ上川の名寄市は名寄市の地域おこし協力隊にまとめています。
本記事の内容は美深町が公表している情報によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の募集要項で確かめてください。
よくある質問
Q.美深町の地域おこし協力隊の報酬はいくらですか。
A.月額270,000円で、賞与はありません。年額に直すと約3,240,000円になります。会計年度任用職員としては賞与がない点が珍しい形です。
Q.賞与がないと損なのですか。
A.一概には言えません。月額だけを見ると美深町は高い部類ですが、清里町のように月額約224,300円に賞与4.6か月がつく例もあり、年額では逆転します。求人を比べるときは年額で並べてください。
Q.住居の支援はありますか。
A.家賃月額に応じた住宅手当相当分が支給されます。加えて、転入時には移動距離に応じて算出した移転料が支給されます。
Q.どんな業務をしますか。
A.観光サポーターの枠では、空き家を活用した拠点づくり、手作業による空き家の改修、アウトドア・サウナのコンテンツ開発、観光協会事業のサポートです。
Q.保険はどうなりますか。
A.会計年度任用職員として任用されるため、健康保険、厚生年金、雇用保険、非常勤職員公務災害補償に加入します。
Q.勤務時間と任期を教えてください。
A.1日7時間15分、週5日の勤務が基本です。任期は任用日から令和9年3月31日までで、年度単位で更新し最長3年です。
Q.上川という地域はどんな状況ですか。
A.23市町村で288人、1市町村あたり12.5人と道内で2番目に受入密度の高い地域です。近隣に東川町65人、中川町24人、名寄市14人があり、地域を越えた交流の機会があります。
参考にした公式ページ
- 地域おこし協力隊(観光サポーター)の募集について|北海道美深町
- 美深町|ほっかいどう地域おこし協力隊
- 令和7年度 地域おこし協力隊の隊員数等について(総務省)
- 令和7年度(2025年度)地域おこし協力隊導入状況|北海道
- 地域おこし協力隊メインページ|北海道
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。