共和町の地域おこし協力隊|報酬に幅がある月額230,000円から
共和町の地域おこし協力隊について、経験を考慮して決まる月額230,000円から242,000円という報酬、住宅費と車両の支援、農業支援員など4職種の募集をまとめます。
共和町の地域おこし協力隊は月額230,000円から242,000円です。経験を考慮して決まるという書き方で、額に幅を持たせている道内では数少ない例になります。町が公表している情報から整理します。
隊員5人、後志の農業のまち
総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、共和町の隊員数は5人でした。北海道の受入166市町村のなかで37位です。
共和町は後志地方の日本海側にあり、ニセコ圏の北に位置します。同じ後志ではニセコ町25人、積丹町17人、余市町15人、仁木町12人、岩内町9人、倶知安町8人、赤井川村8人が近隣にあたります。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。
町は「かかしのふるさと」を掲げており、農業が基幹産業です。
報酬に幅がある
町が公表している条件は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 報酬 | 月額230,000円から242,000円(経験を考慮して決定) |
| 任用 | 会計年度任用職員 |
| 勤務 | 月曜日から金曜日(週5日)8時30分から17時15分 |
| 住宅費相当分 | 月額27,000円(上限) |
| 車両使用料 | 月額15,000円(燃料代を含む・定額) |
| 任期 | 任用の日から令和8年3月31日まで(最長3年) |
額に幅を持たせている点が共和町の特徴です。道内の募集はほとんどが定額で、「月額○○円」と1つの数字を示します。
経験を考慮して決めるという仕組みには、応募する側にとって次の意味があります。
職歴が評価される可能性があります。 農業や公共交通、スポーツの分野で経験があるなら、上限の242,000円に近い額を交渉できるかもしれません。
逆に、下限で決まることもあります。 幅の中でどこに置かれるかは選考の結果によります。内定の段階で額を確認することが大切です。
住宅費相当分の上限27,000円は道内では中位です。ニセコ町85,000円、名寄市65,000円、江別市55,000円と比べると低く、厚沢部町の20,000円よりは高い水準になります。契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。
車両使用料が燃料代込みで月額15,000円の定額という点も具体的です。北海道は移動距離が長く、燃料代は生活費の中で無視できない項目になります。定額なので、走る距離が長いほど持ち出しが増える計算です。
4つの職種
共和町が募集している職種は次のとおりです。
- 農業支援員(2人)
- スポーツ振興推進員(1人)
- 公共交通連携推進員(1人)
- 自己推薦型隊員(1人)
自己推薦型隊員は、自分で活動を提案する枠です。道内では秩父別町の「フリーミッション型」、愛別町の「課題解決提案募集型」、美深町の「活動提案型」が同じ考え方になります。
公共交通連携推進員は近年増えている枠です。美幌町(バス運転手・大型免許の取得費用を支援)、江別市(バス運転手・地域魅力発信推進員)、旭川市(バス運転手魅力発信推進員)、留萌市(地域公共交通コーディネーター)と、道内で広がっています。
農業支援員が2人という配分は、町の基幹産業が農業であることを反映しています。かつては新規就農・雇用就農を目指す枠として募集され、令和9年度オープン予定の道の駅に関わる「道の駅推進員」の枠が置かれた年もありました。
後志という地域
共和町が属する後志は、道内でも受入の状況に差が大きい地域です。
| 市町村 | 隊員数 |
|---|---|
| ニセコ町 | 25人 |
| 積丹町 | 17人 |
| 余市町 | 15人 |
| 仁木町 | 12人 |
| 岩内町 | 9人 |
| 倶知安町 | 8人 |
| 赤井川村 | 8人 |
| 留寿都村 | 6人 |
| 共和町 | 5人 |
| 蘭越町 | 1人 |
ニセコ町25人と蘭越町1人が同じ地域にあります。町の規模だけでなく、受け入れの方針の違いが表れています。
後志には倶知安町とニセコ町を中心とした国際的な観光地があり、その周辺という位置づけが仕事の機会につながる面があります。共和町は日本海側にあり、観光地からは少し離れた農業の町です。
同じ後志のなかでどこを選ぶかで、暮らしも仕事も変わります。 ニセコ圏は家賃と物価が上がっており、ニセコ町の家賃補助が上限85,000円と道内最高水準なのはその裏返しでもあります。共和町の住宅費相当分27,000円という額は、地域の家賃の実勢を映していると読めます。
応募の前に確かめること
- 内定の段階で報酬額を確認する。230,000円から242,000円の幅があります
- 自分の経験が評価されるか考える。経験を考慮して額が決まります
- 住宅費の上限27,000円を家賃と照らす。超えた分は自己負担です
- 車両使用料が定額であることを踏まえる。走るほど持ち出しが増えます
- 職種を選ぶ。農業・スポーツ・公共交通・自己推薦の4つです
- 後志の他の町と比べる。ニセコ町25人、積丹町17人、余市町15人が近隣です
北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊に、同じ後志のニセコ町はニセコ町の地域おこし協力隊にまとめています。
本記事の内容は共和町が公表している情報によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の募集要項で確かめてください。
よくある質問
Q.共和町の地域おこし協力隊の報酬はいくらですか。
A.月額230,000円から242,000円で、経験を考慮して決まります。額に幅を持たせている募集は道内では数少ないため、内定の段階でいくらになるかを確認してください。
Q.住居の支援はありますか。
A.住宅費相当分として月額27,000円が上限で支給されます。ニセコ町85,000円や名寄市65,000円と比べると低く、厚沢部町の20,000円よりは高い水準です。
Q.車の支援はありますか。
A.車両使用料として月額15,000円が定額で支給されます。燃料代を含む額なので、走る距離が長いほど持ち出しが増える計算になります。
Q.どんな職種がありますか。
A.農業支援員2人、スポーツ振興推進員1人、公共交通連携推進員1人、自己推薦型隊員1人です。
Q.自己推薦型隊員とは何ですか。
A.自分で活動を提案する枠です。道内では秩父別町のフリーミッション型、愛別町の課題解決提案募集型、美深町の活動提案型が同じ考え方になります。
Q.勤務時間と任期を教えてください。
A.月曜日から金曜日の週5日、8時30分から17時15分です。任期は任用の日から年度末までで、最長3年です。会計年度任用職員として町が任用します。
Q.共和町はどんな町ですか。
A.後志地方の日本海側にあり、ニセコ圏の北に位置します。「かかしのふるさと」を掲げており、農業が基幹産業です。
参考にした公式ページ
- 令和7年度 地域おこし協力隊員を募集します|共和町
- 令和7年度 地域おこし協力隊の隊員数等について(総務省)
- 令和7年度(2025年度)地域おこし協力隊導入状況|北海道
- 地域おこし協力隊メインページ|北海道
- ほっかいどう地域おこし協力隊(北海道公式ポータルサイト)
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。