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中頓別町の地域おこし協力隊|1年目で年収約350万円

4分で読めます執筆: TownHub編集部
地域おこし協力隊中頓別町

中頓別町の地域おこし協力隊について、1年目の月額216,800円と賞与・寒冷地手当、赴任費用が出ないこと、ぶどう栽培から有害鳥獣対策まで5分野の枠をまとめます。

中頓別町は年収を金額で示している数少ない町です。1年目が月額216,800円で、賞与と手当を含めて年収約350万円と公表しています。ただし赴任費用は支給されません。町が公表している情報から整理します。

隊員4人、宗谷の内陸

総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、中頓別町の隊員数は4人でした。北海道の受入166市町村のなかで56位です。町自身は5人が活動しているとしており、集計の時点による差とみられます。

中頓別町が属する宗谷振興局は10市町村で41人。礼文町10人、浜頓別町7人、幌延町5人、利尻富士町5人、中頓別町4人、猿払村3人、利尻町3人、豊富町1人、稚内市1人という内訳です。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。

年収で示している

町が公表している条件は次のとおりです。

項目内容
報酬1年目 月額216,800円年収約3,500,000円
賞与あり(年2回)
手当時間外手当、通勤手当、住宅手当、寒冷地手当など
任用会計年度任用職員
任期契約日から1年間(最長3年まで延長可)
赴任費用支給されません

年収で示しているのは応募者にとって親切な書き方です。月額と賞与を別々に書かれると、年収を自分で計算する必要があります。

道内の他の市町村を年額に直すと次のようになります。

市町村月額賞与年額の目安
清里町約224,300円4.6か月約3,723,000円
中頓別町216,800円年2回約3,500,000円
美深町270,000円なし約3,240,000円

月額では美深町が最も高いのに、年額では最も低くなります。 求人を比べるときは必ず年額に直してください。契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。

寒冷地手当が明示されている点も見逃せません。北海道は総務省の消費者物価地域差指数(2024年結果)で光熱・水道が119.6と全国1位で、全国平均を約2割上回ります。宗谷は最北部なのでさらに条件が厳しくなります。

一方で赴任費用は出ません。道内では美幌町が引っ越し費用を上限200,000円、美深町が移動距離に応じた移転料、岩内町が赴任手当 上限50,000円としています。引っ越し代を自分で持つという前提で資金を用意してください。

5つの分野

町ではぶどう栽培、観光振興、保健福祉、総合まちづくり、教育の分野で隊員が活動しています。募集されてきた枠には次のようなものがあります。

ぶどう栽培・ワイン醸造の枠。 起業に向けた支援が手厚く、国の起業支援補助金100万円に加えて、店舗改修に最大100万円、2年間の住宅補助が示されていました。

観光の枠。 町には鍾乳洞があり、砂金掘りの体験ができます。その情報発信と観光施設の管理運営を担います。

教育・居場所づくりの枠。 フリースクールと、開設が予定されている一体型の教育施設に関わります。「誰一人取り残さない居場所づくり」を掲げた募集でした。

有害鳥獣対策の枠。 クマやシカの被害に対応する役で、狩猟免許の取得を町が支援します。

狩猟免許の支援は道内でも珍しい枠です。美幌町の大型免許、名寄市の資格取得費用、島牧村の大学院の学費と同じく、資格を取らせて担い手にするという使い方になります。

ワインという長い賭け

ぶどう栽培の枠は、他の枠と時間の尺度が違います。

ぶどうは植えてから収穫まで数年かかります。 ワインにするならさらに時間が要ります。3年の任期では、苗を植えて育てるところまでしか進まないこともあります。

だからこそ起業支援が手厚く設計されているとみられます。国の補助金100万円に店舗改修の最大100万円、2年間の住宅補助を重ねているのは、任期後も町に残って続けてもらう前提だからです。

道内でぶどうやワインを軸にした地域には、仁木町(隊員12人・町および観光協会と協議のうえ活動日数を決定)などがあります。果樹は土地と時間が要る産業なので、任期後の見通しを立ててから応募してください。

応募の前に確かめること

  1. 年収約350万円という数字を確認する。1年目の月額は216,800円です
  2. 赴任費用が出ないことを踏まえる。引っ越し代は自己負担です
  3. 寒冷地手当の額を確認する。宗谷は最北部で光熱費が高くなります
  4. 分野を選ぶ。ぶどう・観光・保健福祉・まちづくり・教育があります
  5. ぶどうの枠は時間がかかることを理解する。3年では実らないこともあります
  6. 狩猟免許の支援を確認する。有害鳥獣対策の枠にあります

北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊に、同じ宗谷の礼文町は礼文町の地域おこし協力隊にまとめています。

本記事の内容は中頓別町が公表している情報によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の募集要項で確かめてください。

よくある質問

Q.中頓別町の地域おこし協力隊の報酬はいくらですか。

A.1年目が月額216,800円で、年収は約3,500,000円と公表されています。賞与が年2回あり、時間外手当、通勤手当、住宅手当、寒冷地手当などがつきます。

Q.引っ越し費用は出ますか。

A.赴任費用は支給されません。道内では美幌町が上限200,000円、美深町が移動距離に応じた移転料を出しているので、この点は差になります。

Q.どんな分野で活動していますか。

A.ぶどう栽培、観光振興、保健福祉、総合まちづくり、教育の分野で隊員が活動しています。

Q.ぶどうやワインの枠はどんな支援がありますか。

A.国の起業支援補助金100万円に加えて、店舗改修に最大100万円、2年間の住宅補助が示されていました。ぶどうは植えてから収穫まで数年かかるため、任期後も町に残って続ける前提の設計とみられます。

Q.狩猟免許の支援があるのですか。

A.有害鳥獣対策の枠では、クマやシカの被害に対応するため、町が狩猟免許の取得を支援します。

Q.観光の枠は何をしますか。

A.町にある鍾乳洞や砂金掘りについての情報発信と、観光施設の管理運営を担います。

Q.任用の形と任期を教えてください。

A.会計年度任用職員で、契約日から1年間、最長3年まで延長できます。

TownHub編集部

編集部

全国の地域情報を取材・編集しています。自治体の公開情報と現地取材をもとに、その街で暮らす人に役立つ情報をお届けします。

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