音威子府村の地域おこし協力隊|観光協会を拠点に働く条件
音威子府村の地域おこし協力隊について、月額20万円と期末勤勉手当4.6月という条件、観光協会を拠点とする活動、副業の扱いをまとめます。
音威子府村の地域おこし協力隊は12人です。村の人口は700人台で、人口比では道内でも際立って高い受入密度になります。募集の条件は月額20万円に期末勤勉手当が年間4.6月分で、手当の水準は道内でも上位です。村が公表している募集情報から整理します。
隊員12人、人口700人台の村
総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、音威子府村の隊員数は12人でした。北海道の受入166市町村のなかで池田町・上川町・仁木町・士別市・豊浦町と並んで17位です。
音威子府村が属する上川振興局は23市町村で288人と道内最多の規模です。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。
音威子府村は北海道でもっとも人口の少ない自治体として知られ、人口は700人台です。そこに12人の協力隊がいるということは、住民のおよそ60人に1人が協力隊員という計算になります。人口5万人弱の石垣市が2人(沖縄県)、人口約17,000人の砂川市が13人であることと比べると、人口比の高さがわかります。
報酬と手当
音威子府村観光協会の枠で公表されている条件は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 雇用条件 | 月額20万円 |
| 身分 | 会計年度任用職員 |
| 諸手当 | 村の会計年度任用職員に関する条例・規則に沿って支給 |
| 期末・勤勉手当 | 年間4.6月を基本(採用月および条例改正等により変動する場合あり) |
| 雇用期間 | 令和7年4月1日以降の委嘱日から令和8年3月31日まで。年度ごとの任用により最大3年まで更新 |
| 勤務地 | 音威子府村観光協会(音威子府村役場 経済課産業振興室) |
期末・勤勉手当が年間4.6月という水準は、道内で確認したなかでは積丹町の最大4.65月に次ぐ高さです。中富良野町の2.0月、沼田町の2.325か月、ニセコ町の期末2.5月+勤務手当1.0月と比べても上回ります。
月額20万円で計算すると、手当は年間920,000円ほどになります。ただし採用月や条例改正によって変動する場合があると注記されているため、初年度は満額を見込めません。
会計年度任用職員なので社会保険には加入でき、事業主負担分は村が持ちます。契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。
活動内容|観光協会を拠点に
音威子府村観光協会を拠点として、次のような活動を行います。
- 村内観光業の持続可能な発展に向けた取り組み
- 地域の魅力を国内外に発信する広報活動の強化
- 交流サイトやウェブサイトを活用した情報発信
- 地域の特産品を活かしたイベント
- 観光関連グッズの制作
- 地域のブランド力向上および文化的交流の促進
観光協会そのものの運営に関わる枠なので、事務局の実務を担う立場になります。
なお村は事業所等雇用型隊員の受入事業者も別に募集しています。こちらは受入側の事業者を公募する仕組みで、上富良野町や積丹町、鹿追町と同じ考え方です。応募する枠によって雇用主が変わるため、確認が必要です。
応募条件|地域要件の説明が丁寧
応募条件のうち、地域要件の説明が具体的です。
- 国が定める地域おこし協力隊の地域要件に該当する地域に住民票がある方
- 「3大都市圏内都市地域」「指定都市」「3大都市圏外都市地域」などに住民票がある場合が対象
- 旭川市、北見市、岩見沢市、伊達市、石狩市、幕別町、釧路町は、各自治体内の「条件不利区域以外の区域」であれば応募可能
道内の市町村に住んでいる人でも応募できる場合があることを、村が具体的な自治体名を挙げて説明しています。「市街地は可、合併前に別な町村であった区域は不可の場合がある」という目安まで示されており、判断に迷いにくくなっています。
このほか次の条件があります。
- 地域内に居住し、村民の一員として地域活動やイベントに積極的に参加できる方
- 普通自動車運転免許を取得し、自家用車を所有している方(または委嘱日までに取得・所有見込みの方)
募集期間は「令和7年3月26日から採用決定(令和7年度中)まで」とされ、期間内に採用者が決定した場合はただちに終了します。実質的な随時募集です。
活動のサポート体制
村は活動を支える体制も公表しています。
- 担当役場職員および関係団体職員等との定例ミーティング(毎月1回)と、都度の活動フォロー
- 活動に必要な経費(消耗品、研修旅費等)の確保
- 任期後に向けた支援・フォロー(協力隊制度を活用した起業支援、国や村・諸機関の制度活用等)
- 副業の相談対応(活動経過に合わせて、任期後の起業や独立に向けたものは原則許可)
副業について「任期後の起業や独立に向けたものは原則許可」と明記している点は、応募する側にとって判断しやすい書き方です。毎月1回の定例ミーティングが制度として組まれているのも、隊員が孤立しにくい設計といえます。
応募の前に確かめること
- 期末勤勉手当4.6月は「基本」。採用月や条例改正で変動します
- 自家用車を所有できるか確認する。応募条件に入っています
- 地域要件を確かめる。道内在住でも応募できる場合があります
- どの枠かを確かめる。観光協会の枠と事業所等雇用型では雇用主が変わります
- 随時募集であることを活かす。採用が決まり次第終了します
- 副業の相談ができる。任期後の起業に向けたものは原則許可されます
北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめています。
本記事の内容は音威子府村が公表している募集情報によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の情報で確かめてください。
よくある質問
Q.音威子府村の地域おこし協力隊の報酬はいくらですか。
A.観光協会の枠で月額20万円です。会計年度任用職員として任用され、期末・勤勉手当が年間4.6月を基本として支給されます。ただし採用月や条例改正により変動する場合があります。
Q.期末勤勉手当4.6月は道内でどれくらいの水準ですか。
A.高い部類です。積丹町の最大4.65月に次ぐ水準で、中富良野町の2.0月、沼田町の2.325か月、ニセコ町の期末2.5月+勤務手当1.0月を上回ります。
Q.音威子府村はどんな村ですか。
A.北海道でもっとも人口の少ない自治体として知られ、人口は700人台です。そこに12人の協力隊がいるため、住民のおよそ60人に1人が隊員という計算になります。
Q.どんな活動をしますか。
A.音威子府村観光協会を拠点に、村内観光業の持続可能な発展、国内外への広報活動、交流サイトやウェブサイトを使った情報発信、特産品を活かしたイベント、観光関連グッズの制作などを行います。
Q.道内に住んでいても応募できますか。
A.場合によります。旭川市、北見市、岩見沢市、伊達市、石狩市、幕別町、釧路町は、各自治体内の「条件不利区域以外の区域」であれば応募可能と村が明記しています。市街地は可、合併前に別な町村であった区域は不可の場合があるという目安も示されています。
Q.副業はできますか。
A.村は副業の相談対応を行うとしており、活動経過に合わせて、任期後の起業や独立に向けたものは原則許可すると明記しています。
Q.サポート体制はありますか。
A.担当役場職員および関係団体職員等との定例ミーティングが毎月1回あり、都度の活動フォローも行われます。活動に必要な経費の確保、任期後に向けた起業支援のフォローも挙げられています。
参考にした公式ページ
- 地域おこし協力隊(音威子府村観光協会)募集|音威子府村
- 地域おこし協力隊(事業所等雇用型隊員)の受入事業者を募集します|音威子府村
- 令和7年度 地域おこし協力隊の隊員数等について(総務省)
- 令和7年度(2025年度)地域おこし協力隊導入状況|北海道
- 地域おこし協力隊|総務省
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。