留寿都村の地域おこし協力隊|委託料250,000円の内訳が公表されている
留寿都村の地域おこし協力隊について、月額250,000円という委託料の内訳、道の駅230ルスツを担う枠、観光協会事務局長を目指す枠、福祉の枠をまとめます。
留寿都村の協力隊は委託料 月額250,000円ですが、その内訳が公表されている点が珍しい形です。報酬相当分は230,000円で、残りは車両とパソコンの借り上げにあたります。村が公表している情報から整理します。
隊員6人、羊蹄山の東
総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、留寿都村の隊員数は6人でした。北海道の受入166市町村のなかで32位です。
留寿都村は後志地方にあり、羊蹄山の東側に位置します。同じ後志ではニセコ町25人、積丹町17人、余市町15人、仁木町12人、岩内町9人、倶知安町8人、赤井川村8人、共和町5人が近隣にあたります。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。
委託料の内訳が分かる
公表されている条件は次のとおりです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 委託料の合計 | 月額250,000円 |
| うち報酬相当分 | 230,000円 |
| うち車両借上分 | 15,000円 |
| うちパソコン借上分 | 5,000円 |
内訳が公表されているという点が重要です。多くの自治体は「月額○○円」とだけ示すため、その中に経費が含まれているのかどうかが分かりません。
委託料の総額を報酬だと思って応募すると、手取りの見込みを誤ります。 留寿都村の場合、実際に自分の収入になるのは230,000円の部分で、残りの20,000円は車とパソコンの費用です。
同じように内訳を示している例が芦別市(自家用車の借り上げ料 月額15,000円、パソコン 5,000円)です。車15,000円・パソコン5,000円という組み合わせは道内で共通してみられます。
また委託である以上、社会保険は自分で加入して全額を負担します。 国民年金保険料だけでも月17,000円前後で、これに国民健康保険料が加わります。契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。
道の駅と観光協会
留寿都村が公表している枠は、任期後の姿まで書いている点が特徴です。
隊員の1つ目は道の駅230ルスツの売上向上に向けた企画活動、接客対応、商品発送業務、品出し作業、ディスプレイ作成、システム管理、施設管理、情報発信業務を担います。将来的に道の駅の運営を担う代表となるべく活性化を図る活動と説明されています。
隊員の2つ目は留寿都村の観光案内と特産品のPRに取り組み、イベントを企画実施します。将来的に留寿都村観光協会事務局長となるべく観光業の強化を図る活動と説明されています。
「代表となるべく」「事務局長となるべく」という書き方は道内でも数少ない例です。任期後にどの役職に就くかを募集の段階で示しています。
道内で同じ方向の例には次のものがあります。
| 市町村 | 任期後の姿 |
|---|---|
| 留寿都村 | 道の駅の運営代表/観光協会事務局長 |
| 斜里町 | 知床斜里町観光協会 事務局次長 |
| 下川町 | 下川ハイヤーへ採用予定 |
| 美幌町 | 就職後に年240,000円を最長3年 |
| 壮瞥町 | 受入事業者にそのまま残る道筋 |
任期後の姿が決まっていると、3年の使い方が変わります。 何を身につければよいかが逆算できるためです。
福祉の枠もある
留寿都村は地域福祉の向上で活躍する協力隊も募集しています。留寿都村社会福祉協議会が実施する事業に関わる枠です。
公表されている活動は次のとおりです。
- 高齢者の買い物、通院、サークル活動参加等への移動支援活動
- 高齢者の活動の場づくり
- 地域活動への参加および支援活動
移動支援は北海道の町村で重い課題です。市町村の面積が広く、公共交通が細るなかで、車を運転しなくなった高齢者の足をどう確保するかという問題があります。
福祉分野の枠は道内に複数あります。南富良野町(介護おたすけ隊)、東川町(福祉人材育成)、根室市(地域福祉推進員)、赤井川村(地域福祉支援員・子育て支援隊員)、八雲町(子育て支援・人材確保推進員)などです。
応募の前に確かめること
- 委託料の内訳を踏まえる。報酬相当分は230,000円です
- 社会保険を自分で計算する。委託なので全額が自己負担です
- 任期後の役職を確認する。道の駅の代表や観光協会事務局長が示されています
- 枠を選ぶ。道の駅・観光・福祉があります
- 移動支援の枠は運転が中心であることを踏まえる
- 後志の他の町と比べる。ニセコ町25人、共和町5人が近隣です
北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊に、同じ後志のニセコ町はニセコ町の地域おこし協力隊にまとめています。
本記事の内容は留寿都村および北海道が公表している情報によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の募集要項で確かめてください。
よくある質問
Q.留寿都村の地域おこし協力隊の報酬はいくらですか。
A.委託料は月額250,000円ですが、その内訳は報酬相当分230,000円、車両借上分15,000円、パソコン借上分5,000円です。実際に収入になるのは230,000円の部分になります。
Q.内訳が公表されていると何がよいのですか。
A.手取りの見込みを誤らずに済みます。多くの自治体は「月額○○円」とだけ示すため、その中に経費が含まれているのかどうかが分かりません。
Q.社会保険はどうなりますか。
A.委託のため自分で加入して全額を負担します。国民年金保険料だけでも月17,000円前後で、これに国民健康保険料が加わります。
Q.どんな枠がありますか。
A.道の駅230ルスツを担う枠、留寿都村の観光案内と特産品のPRを担う枠、留寿都村社会福祉協議会の地域福祉に関わる枠が公表されています。
Q.任期が終わったあとはどうなりますか。
A.村は「将来的に道の駅の運営を担う代表となるべく」「将来的に留寿都村観光協会事務局長となるべく」と書いています。任期後にどの役職に就くかを募集の段階で示している道内では数少ない例です。
Q.福祉の枠はどんな活動ですか。
A.高齢者の買い物、通院、サークル活動参加等への移動支援活動、高齢者の活動の場づくり、地域活動への参加および支援活動です。
Q.留寿都村はどこにありますか。
A.後志地方にあり、羊蹄山の東側に位置します。道の駅230ルスツがあり、隊員数は6人です。
参考にした公式ページ
- 留寿都村 公式ホームページ
- 留寿都村|ほっかいどう地域おこし協力隊
- 令和7年度 地域おこし協力隊の隊員数等について(総務省)
- 令和7年度(2025年度)地域おこし協力隊導入状況|北海道
- 地域おこし協力隊メインページ|北海道
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。