当別町の地域おこし協力隊|農業支援員の報酬に幅がある
当別町の地域おこし協力隊について、月額176,900円から189,800円という報酬の決まり方、農業支援員という枠の中身、札幌市に近い立地をまとめます。
当別町は札幌市に近い町です。協力隊は農業支援員の枠で、報酬は月額176,900円から189,800円。学歴や経験年数によって採用時に決まります。町が公表している情報から整理します。
隊員3人、札幌至近のまち
総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、当別町の隊員数は3人でした。北海道の受入166市町村のなかで74位です。
当別町が属する石狩振興局は7市町村で19人。1市町村あたり2.7人と、道内14の振興局のなかで最も受入密度の低い地域です。江別市5人、石狩市4人、当別町3人、新篠津村3人という内訳になります。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。
町は自らを「札幌至近の自然あふれるまち」と表現しています。
報酬の決まり方
町が公表している農業支援員の条件は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 報酬 | 月額176,900円から189,800円 |
| 決め方 | 学歴・経験年数等により上記の範囲内で採用時に決定 |
| 任期 | 令和8年4月1日から令和9年3月31日 |
「学歴・経験年数等により」と決め方まで書いている点は、道内でも珍しい書き方です。
共和町(230,000円から242,000円)は「経験を考慮して決定」、奥尻町(210,000円から270,000円)は幅だけを示しています。当別町は学歴も判断材料に入ると明示しています。
幅は12,900円で、下限と上限の差は7パーセントほどです。奥尻町の60,000円と比べると小さくなります。
額そのものは道内で低い部類です。
| 市町村 | 月額 | 備考 |
|---|---|---|
| 芦別市 | 300,000円 | 委嘱・雇用関係なし |
| 士幌町 | 約217,064円 | 賞与2回 |
| 岩見沢市 | 208,000円 | 委託料の基本分 |
| 当別町 | 176,900円から189,800円 | 学歴・経験年数で決定 |
| 室蘭市 | 174,700円 | 週30時間 |
ただし札幌市に近いという条件があります。 通勤圏に大都市があるということは、生活の選択肢が多いということです。買い物も医療も、任期後の仕事探しも有利になります。契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。
農業支援員という枠
町が公表している業務は次のとおりです。
当別町の基幹産業である農業の担い手として研修・実習活動を行い、農業振興に向けて農業者との交流や調査研究を通じた新たな取り組みの発掘、地域農業の魅力発信など、本町農業の維持拡大につながる活動を行う。
「担い手として研修・実習」という書き方から、就農を視野に入れた枠と読めます。
道内で農業を軸にした枠を並べると次のようになります。
| 市町村 | 内容 |
|---|---|
| 当別町 | 担い手として研修・実習、魅力発信 |
| 八雲町 | 軟白ねぎ農家を目指す新規就農制度 |
| 豊浦町 | いちご |
| 足寄町 | 夏秋いちご |
| 共和町 | 農業支援員2人 |
| 乙部町 | ブロッコリー、大豆、馬鈴薯 |
| 古平町 | 就農を目指す農林業推進員 |
| 黒松内町 | 酪農・畜産支援員 |
| 留萌市 | 就農チャレンジサポーター(支援側) |
当別町の枠は「調査研究」と「魅力発信」も業務に入っています。 畑仕事だけでなく、農業の情報を外へ出す役割もあるということです。
札幌に近いということ
当別町は札幌市に隣接しています。石狩振興局のなかでは、江別市(5人)、石狩市(4人)と並んで都市部に近い自治体です。
これは応募する人にとって次の意味を持ちます。
生活の不便が少なくなります。 札幌市へ出れば何でも揃います。
「地方移住」の実感は薄くなります。 過疎地での活動を求める人には条件が合わないかもしれません。
任期後の選択肢が広がります。 札幌圏で仕事を探すことも、当別町で就農することもできます。
家族の事情に対応しやすくなります。 配偶者が札幌市で働く、子どもが札幌市の学校へ通うといった形が取れます。
町にはスウェーデンの街並みを模した住宅地があることでも知られ、移住者を受け入れてきた経緯があります。
石狩振興局は1市町村あたり2.7人と道内最少ですが、これは過疎対策として設計された制度と、人口の集中する地域の相性によるものです。
応募の前に確かめること
- 内定の段階で報酬額を確認する。学歴・経験年数で決まります
- 札幌市への通勤圏であることを活かす。生活の選択肢が多くなります
- 就農を視野に入れるか考える。担い手としての研修・実習が業務です
- 調査研究と発信も業務に入ることを踏まえる
- 石狩の他の市町村と比べる。江別市5人、石狩市4人が近隣です
- 過疎地での活動とは条件が違うことを理解する
北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊に、同じ石狩の江別市は江別市の地域おこし協力隊にまとめています。
本記事の内容は当別町が公表している情報によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の募集要項で確かめてください。
よくある質問
Q.当別町の地域おこし協力隊の報酬はいくらですか。
A.農業支援員の枠で月額176,900円から189,800円です。学歴・経験年数等により、この範囲内で採用時に決定されます。
Q.決め方まで公表しているのは珍しいのですか。
A.珍しい書き方です。共和町は「経験を考慮して決定」、奥尻町は幅だけを示していますが、当別町は学歴も判断材料に入ると明示しています。
Q.農業支援員はどんな業務ですか。
A.町の基幹産業である農業の担い手として研修・実習活動を行い、農業者との交流や調査研究を通じた新たな取り組みの発掘、地域農業の魅力発信など、町の農業の維持拡大につながる活動です。
Q.就農できますか。
A.「担い手として研修・実習」という書き方から就農を視野に入れた枠と読めますが、任期後の道筋は募集要項や面接で確かめてください。
Q.札幌市に近いのですか。
A.当別町は札幌市に隣接しており、町は自らを「札幌至近の自然あふれるまち」と表現しています。買い物も医療も選択肢があり、任期後の仕事探しでも有利になります。
Q.石狩振興局はどんな地域ですか。
A.7市町村で19人、1市町村あたり2.7人と道内14の振興局のなかで最も受入密度の低い地域です。過疎対策として設計された制度と、人口の集中する地域の相性によるものです。
Q.任期を教えてください。
A.令和8年4月1日から令和9年3月31日までです。更新の扱いは募集要項で確かめてください。
参考にした公式ページ
- 当別町公式ホームページ|札幌至近の自然あふれるまち
- 農林課|当別町公式ホームページ
- 令和7年度 地域おこし協力隊の隊員数等について(総務省)
- 令和7年度(2025年度)地域おこし協力隊導入状況|北海道
- 地域おこし協力隊メインページ|北海道
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。