江戸川区の防災ガイド|避難所・ハザードマップの見方
江戸川区の防災を公式情報をもとにまとめました。避難のしくみ、ハザードマップの見方、家庭の備えを解説します。
江戸川区は荒川や江戸川など大河川の最下流に位置し、区の陸域の約7割が満ち潮の水面よりも低いゼロメートル地帯です。地震と大規模水害の両方に備える必要があるまちとして、避難のしくみを公式情報をもとにまとめます。
地震のときの避難先
地震などで自宅が焼失・倒壊するなどして住めなくなったときの生活の場が「避難所」です。江戸川区では、被災地付近の小中学校を中心に、避難者数に応じて避難所を開設するとしています。区の職員が施設の安全を確認し、開放する場所を選ぶなどの準備を終えてから、順次避難者を誘導する流れです。
避難所とよく混同されるものに「避難場所」があります。避難場所は大規模な火災などから一時的に身を守るために逃げ込む広い空間で、生活の場である避難所とは役割が異なります。自宅がどの避難所・避難場所にあたるかは、区の住所別の検索で確認できます。
- 避難所は、家を失った人が一定期間生活するための場所
- 避難場所は、火災などの危険から一時的に逃れるための場所
- どちらも、まずは自分と家族の身の安全を確保してから向かう
避難所の呼称や指定、開設の条件は変わることがあるため、最新は必ず江戸川区の公式ホームページで確認してください。
ハザードマップで自宅のリスクを知る
江戸川区は複数の水害ハザードマップを公開しています。荒川・江戸川・利根川・中川など大河川の洪水を想定したもの、高潮を想定したもの、大雨で下水などがあふれる内水を想定したものがあり、それぞれ想定される浸水の深さを地図で確認できます。
区の公式資料では、区の陸域の約7割がゼロメートル地帯であることから、大規模な水害では最大で10メートル以上の深い浸水が想定され、場所によっては1〜2週間以上、浸水が続くとされています。まずは自宅がどの区域にあり、どのくらいの深さ・期間の浸水が想定されるのかを知ることが、避難を考える出発点になります。
- 洪水(荒川・江戸川・利根川・中川など)
- 高潮
- 内水(大雨による浸水)
ハザードマップは改定されることがあり、想定も見直されるため、最新は必ず江戸川区の公式ホームページで確認してください。
風水害のときの避難所
風水害のときの避難は、地震のときとは考え方が異なります。区は、大規模な水害が予想されるときには区民全員が原則として広域避難をするとしています。広域避難とは、区外の親戚・知人宅や勤め先、宿泊施設など、標高が高い地域や浸水のおそれがない地域へあらかじめ逃げておくことです。区の資料では、まず「なぜ大規模水害のとき、ここにいてはダメなのか」を確認するよう促しています。
避難先には次のような優先順位が示されています。区外への避難を最優先とし、区内にとどまる選択肢は、浸水しない地域防災拠点などに限られます。
- 区外の親戚・知人宅や勤め先、宿泊施設などへ避難する(推奨)
- 区外にある公的な広域避難先施設へ避難する
- 区内で浸水しない地域防災拠点(葛西南部地区・国府台台地・大島小松川公園)へ避難する
- やむを得ない場合の待避施設として小中学校などへ避難する
広域避難は時間がかかるため、区は台風が近づく1〜2日前、公共交通機関が止まる前に早めに避難を始めるよう呼びかけています。一方で、大規模な水害が予想されないときは、自宅の安全が確保できれば在宅避難も選択肢になります。避難の考え方や拠点は変わることがあるため、最新は必ず江戸川区の公式ホームページで確認してください。
家庭で備えておくもの
在宅避難や避難生活に備えて、家庭でも食料や水を備蓄しておくことが大切です。区は、まずは3日分、可能なら1週間以上生活できるだけの物資を準備するよう呼びかけています。飲料水は1人1日あたり3リットルが目安です。
備蓄は、普段から食べているものを少し多めに買い、食べた分だけ買い足していくローリングストックの方法が続けやすいとされています。備えておくものの例は次のとおりです。
- 飲料水(1人1日3リットルが目安)
- レトルト食品・インスタント食品・缶詰などの食料
- カセットコンロとボンベ
- 携帯トイレ・トイレットペーパー
- 常用薬・洗面用具・マスクなど
必要な備蓄の量や品目は家族構成によっても変わるため、最新は必ず江戸川区の公式ホームページで確認してください。
日ごろからできる備え
いざというときにあわてないために、日ごろからできる備えを進めておきましょう。区は、家族での話し合い、家の中の安全対策、連絡方法の確認などを挙げています。
- タンスや食器棚を突っ張り棒やL字金具などで固定し、ガラスには飛散防止フィルムを貼る
- 家族が落ち合える避難場所や、連絡の取り方をあらかじめ決めておく
- 玄関の貼り紙や、親戚・知人を連絡の中継点にするなど、はぐれたときの手段を用意する
- 自宅から避難先までの経路を、実際に歩いて確認しておく
- 飲料水・食料・着替え・懐中電灯・ラジオなどをまとめた非常持ち出し品を用意する
備えの内容や区の支援制度は変わることがあるため、最新は必ず江戸川区の公式ホームページで確認してください。
この記事は江戸川区公式ホームページの情報をもとに作成しています。避難所や避難の方法、ハザードマップの想定、備蓄の目安などは変わることがあります。最新の情報は必ず江戸川区の公式ホームページで確認してください。
よくある質問
Q.江戸川区の避難先はどこですか?
A.地震などで家を失ったときの生活の場となる避難所は、被災地付近の小中学校を中心に、避難者数に応じて開設されます。大規模な水害のときは考え方が異なり、区は原則として区外への広域避難を呼びかけています。自宅がどの避難所・避難場所にあたるかは、区の住所別の検索で確認できます。
Q.自宅の水害・土砂災害リスクはどこで確認できますか?
A.江戸川区が公開している水害ハザードマップで確認できます。荒川・江戸川などの洪水、高潮、大雨による内水それぞれの想定があり、自宅の想定浸水深や浸水が続く期間を地図で調べられます。区の陸域の約7割はゼロメートル地帯で、大規模な水害では深く長い浸水が想定されています。
Q.地震と風水害で避難先は同じですか?
A.同じではありません。地震のときは小中学校などの避難所が中心になりますが、大規模な水害のときは区民全員が原則として区外へ逃げる広域避難が基本です。区内では浸水しない地域防災拠点などに限られるため、日ごろから両方の避難先を分けて考えておくことが大切です。
参考にした公式ページ
- 避難所・避難場所の検索|江戸川区
- 江戸川区水害ハザードマップ(第2版)|江戸川区
- 江戸川区水害ハザードマップ概要版|江戸川区
- 水害時の避難はどうする?|江戸川区
- 避難方法 広域避難|江戸川区
- 家庭の備蓄は十分ですか?|江戸川区
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。