北区の防災ガイド|避難所・ハザードマップの見方
北区の防災を公式情報をもとにまとめました。避難のしくみ、ハザードマップの見方、家庭の備えを解説します。
北区は荒川をはじめ大小の河川が流れる低地と、飛鳥山などの台地が入りまじったまちで、地震だけでなく水害への備えも欠かせません。いざというときに落ち着いて動けるよう、北区の防災のしくみを公式情報をもとにまとめます。
地震のときの避難先
北区では、地震のときの避難先を目的によって二つに分けています。ひとつは火の手から命を守るための「避難場所」で、もうひとつは自宅で暮らせなくなったときに生活する「避難所」です。
- 避難場所は、火災が迫って自宅や地域にいることが危険なときに、火が収まるまで待つための広い場所です。公園や広場、学校などのオープンスペースが指定され、北区内では21か所が指定されています。これは東京都が定めているものです。
- 避難所は、家屋の倒壊などで自宅では生活できなくなった人が、一定期間の避難生活を送る場所です。区立の小中学校を中心に、旧校舎や子ども交流館などを含め、北区内では56か所が指定されています。情報の連絡や飲食料の配給の拠点にもなります。
- 高齢者や障害のある人、妊産婦、乳幼児など、配慮が必要な人のために、区は福祉避難所を開設する計画を持っています。
避難所は災害が起きたときに必ずすべてが開くわけではなく、被害の状況に応じて開設されます。また、自宅に倒壊や火災の危険がなく安全が保てる場合は、避難所へ行かず自宅で過ごす「在宅避難」という選択肢もあります。避難先の指定や開設の考え方は変わることがあるため、最新は必ず北区の公式ホームページで確認してください。
ハザードマップで自宅のリスクを知る
自宅がどんな災害の危険があるかは、北区が公開しているハザードマップで確認できます。北区では、災害の種類ごとに次のようなハザードマップが公開されています。
- 洪水ハザードマップ(河川ごと)… 荒川が氾濫したとき、隅田川・新河岸川・神田川が氾濫したとき、石神井川が氾濫したとき、のそれぞれについて分かれています。
- 高潮ハザードマップ
- 土砂災害ハザードマップ
北区は荒川沿いに低地が広がっており、荒川が氾濫した場合の洪水ハザードマップは、想定しうる最大規模の大雨をもとに浸水の深さなどを示しています。一方で飛鳥山などの台地には斜面もあり、土砂災害の危険がある区域も示されています。まずは自宅や職場の場所を地図で探し、どの災害でどの程度の危険があるかを確かめておくことが大切です。マップの内容や区域は見直されて変わることがあるため、最新は必ず北区の公式ホームページで確認してください。
風水害のときの避難所
風水害のときの避難は、地震のときとは考え方が異なります。北区は、想定する水害の種類ごとに避難する場所を整理しており、地震のときの避難所とは違う点に注意が必要です。
- 荒川の氾濫に備える場合は、浸水の危険が少ないエリアに限って開く高台の避難場所が用意されています。荒川の上流を含む広い範囲で大雨が予測されるときに開設されるもので、台風の接近などは前もって予測できることが多いため、早めの避難につなげる考え方です。
- 石神井川の氾濫や土砂災害に備える場合は、被害が想定される区域の近くに避難する場所が配置されます。集中豪雨などは前ぶれの予測が難しく、避難のときにはすでに強い雨が降っている可能性があるため、より早い判断が求められます。
荒川のような大規模な水害では浸水が長く続くおそれもあり、どこへ、いつ避難するかを平時から考えておくことが命を守ることにつながります。開設される場所や避難の考え方は変わることがあるため、最新は必ず北区の公式ホームページで確認してください。
家庭で備えておくもの
災害が起きると、電気・ガス・水道が止まったり、物流が滞ったりして、必要なものがすぐに手に入らなくなることがあります。北区は、自宅での避難生活も見すえて1週間程度の食料・飲料水・簡易トイレ袋などを備えておくことをすすめています。
一般的な目安として、次のようなものを家庭で用意しておくと安心です。
- 飲料水… 1人あたり1日3リットルが目安。1週間分を家族の人数に合わせて備える。
- 食料… そのまま食べられるものや、火を使わずに調理できるものを中心に、1週間分程度。
- 簡易トイレ… 断水に備えて、家族の人数と日数に合わせた枚数。
- そのほか、常備薬、乳幼児や高齢者に必要なもの、モバイルバッテリーや懐中電灯なども。
食べ慣れたものを少し多めに買い、使った分だけ買い足して回していく方法だと、無理なく備蓄を続けられます。備蓄の目安は変わることがあるため、最新は必ず北区の公式ホームページで確認してください。
日ごろからできる備え
いざというときに慌てないために、ふだんからできる備えを進めておきましょう。特に地震では、家具の転倒によるけがを防ぐことが命を守る第一歩になります。
- 家具の固定… 背の高い家具は壁に固定し、寝る場所や出入り口の近くには倒れやすいものを置かないようにする。北区では、自分で取り付けるのが難しい人に向けて、家具転倒防止器具の取り付けを支援する事業もあります。
- 感震ブレーカーの設置… 地震のゆれを感知して電気を止め、通電火災を防ぐのに役立ちます。
- 連絡方法の確認… 家族が離れているときにどう安否を伝え合うか、集合場所はどこにするかを、あらかじめ決めておく。
- 避難経路の確認… ハザードマップで自宅の危険を確かめ、避難場所や避難所までの道のりを実際に歩いて確かめておく。
こうした備えは一度やって終わりではなく、家族構成や暮らしの変化に合わせて見直すことが大切です。支援事業の内容などは変わることがあるため、最新は必ず北区の公式ホームページで確認してください。
この記事は北区公式ホームページの情報をもとに作成しています。避難先の指定・ハザードマップの内容・備えの支援制度などは変わることがあります。最新の情報は必ず北区の公式ホームページで確認してください。
よくある質問
Q.北区の避難先はどこですか?
A.地震のときは、火災から逃れて火が収まるまで待つ「避難場所」(区内21か所)と、自宅で暮らせなくなったときに生活する「避難所」(区立小中学校などを中心に区内56か所)の二つに分かれています。どの場所が指定されているかは、北区の公式ホームページや防災地図で確認できます。
Q.自宅の水害・土砂災害リスクはどこで確認できますか?
A.北区が公開しているハザードマップで確認できます。荒川氾濫時、隅田川・新河岸川・神田川氾濫時、石神井川氾濫時などの洪水ハザードマップのほか、高潮や土砂災害のハザードマップもあります。自宅や職場の場所を地図で探して、どの災害でどの程度の危険があるかを確かめておきましょう。
Q.地震と風水害で避難先は同じですか?
A.同じではありません。北区は水害の種類ごとに避難する場所を整理しており、地震のときの避難所とは異なります。荒川の氾濫に備えるときは浸水の危険が少ないエリアの高台の避難場所、石神井川の氾濫や土砂災害のときは被害が想定される区域の近くの場所というように分かれているため、災害の種類に応じた避難先をあらかじめ確認しておいてください。
参考にした公式ページ
- 地震時の避難に関する知識|北区
- 震災時の避難所一覧|北区
- 大震災時の避難場所と地図|北区
- 東京都北区水害ハザードマップ|北区
- 高台水害対応避難場所・水害対応避難場所|北区
- 家具転倒防止器具等の取り付け支援事業|北区
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。