江東区の防災ガイド|避難所・ハザードマップの見方
江東区の防災を公式情報をもとにまとめました。避難のしくみ、ハザードマップの見方、家庭の備えを解説します。
江東区は荒川と隅田川に挟まれ、区の多くが東京湾の水面より低い低地に位置します(区役所の標高はおよそマイナス1.3メートルとされています)。そのため地震だけでなく水害への備えも欠かせません。ここでは、いざというときの避難先や日ごろの備えを、江東区公式の情報をもとにまとめます。
地震のときの避難先
地震などで自宅に住めなくなった人が生活する場所として、区は災害の規模に応じて避難所を開設します。避難所には次の3種類があります。
- 拠点避難所:区立の小中学校・義務教育学校。最優先で開設されます。
- 避難所:都立学校や公共施設、民間施設など。
- 福祉避難所:高齢者や障害のある方のための施設。
これとは別に、地震のあとに広がる大規模な火災から身を守るために逃げ込む場所として、東京都が指定した避難場所が区内に12か所あります。火災の危険性が低いとして指定された地区内残留地区も8か所あります。避難場所は「火から逃れる広い場所」、避難所は「そのあと生活する場所」という違いを覚えておくと安心です。どの学校や施設が自分の避難先になるかは、住んでいる地域で決まっています。避難先や指定は変わることがあるため、最新は必ず江東区の公式ホームページで確認してください。
ハザードマップで自宅のリスクを知る
江東区は水害の種類ごとに、次の3種類のハザードマップを用意しています。
- 洪水ハザードマップ:大雨で荒川の水位が上がり、堤防が決壊して氾濫したときの被害を想定した地図。
- 大雨浸水(内水)ハザードマップ:局地的な大雨で雨水の排水が追いつかず、氾濫したときの地図。内水による浸水は下水道などの処理能力を超えた雨によるもので、比較的短い時間で解消されるとされています。
- 高潮ハザードマップ:発達した台風などで東京湾の海面が堤防を越えるほど上昇し、氾濫したときの地図。
さらに、荒川と江戸川が氾濫するおそれがある場合に備えた江東5区大規模水害ハザードマップもあります。まずは自宅がどの浸水の想定に入っているかを確かめ、浸水の深さや逃げる方向を知っておきましょう。想定や地図の内容は変わることがあるため、最新は必ず江東区の公式ホームページで確認してください。
風水害のときの避難所
風水害のときは、地震のときとは避難の考え方が変わります。台風などで住宅の浸水が事前に心配される場合、区は避難指示などを出す前の段階で、必要に応じて自主避難施設を開設します。スポーツセンターや文化センターなどが使われます。
江東区は、墨田区・江東区・足立区・葛飾区・江戸川区からなる江東5区の一つで、この地域には大規模な水害で浸水するおそれのある区域に多くの人が暮らしています。荒川などの氾濫のおそれがある大規模水害では、次の考え方が公式に示されています。
- 広域避難:避難までに時間の余裕があるときは、区の南部や区外の浸水しない地域へ早めに逃げる。
- 垂直避難:逃げる時間の余裕がないときは、自宅や周りの建物の3階以上など高いところへ移る。
避難の情報は段階(警戒レベル)で発表され、レベル1〜2は気象庁が、レベル3〜5は区が出します。ただし家屋の倒壊が想定される区域では屋内での避難が危険な場合もあります。避難のしくみや想定区域は変わることがあるため、最新は必ず江東区の公式ホームページで確認してください。
家庭で備えておくもの
自宅が無事なら、避難所に行かず自宅で過ごす在宅避難も選べます。そのためにも家庭での備蓄が大切です。目安は次のとおりです。
- 飲料水:調理に使う分も含め、大人1人あたり1日3リットルを目安に、最低3日分(およそ9リットル)。できれば1週間分。
- 食料:長く保存できるものやそのまま食べられるものを、最低3日分。できれば1週間分。
- 持ち出し品:救急用品、携帯トイレ、マスク、懐中電灯、携帯ラジオ、現金や身分証などの貴重品。
すぐ持ち出せる非常持出袋も用意しておくと、急いで避難するときに役立ちます。備蓄の目安は変わることがあるため、最新は必ず江東区の公式ホームページで確認してください。
日ごろからできる備え
災害から身を守るには、一人ひとりの備え(自助)と、地域で助け合う備え(共助)の両方が大切です。日ごろから次のことを確認しておきましょう。
- 家具の転倒・落下を防ぐ固定をし、高いところに重いものを置かない。
- 家族との連絡方法や集合場所を決めておく。
- 自宅からの避難先と避難経路を、実際に歩いて確かめておく。
- 自宅がどの浸水想定に入っているかをハザードマップで確認しておく。
区では、65歳以上のひとり暮らしや高齢者のみの世帯などを対象に、家具転倒防止器具の取り付けを無料で行う支援もあります。こうした制度や連絡先は変わることがあるため、最新は必ず江東区の公式ホームページで確認してください。
この記事は江東区公式ホームページの情報をもとに作成しています。避難先・ハザードマップ・備蓄の目安・支援制度などは変わることがあります。最新の情報は必ず江東区の公式ホームページで確認してください。
よくある質問
Q.江東区で地震のときの避難先はどこですか。
A.自宅で生活できなくなったときの避難所は、区立の小中学校・義務教育学校を最優先とする「拠点避難所」のほか、都立学校や公共施設などの「避難所」、高齢者や障害のある方のための「福祉避難所」があります。地震のあとの火災から逃れる「避難場所」は東京都が指定した区内12か所です。避難先は地域ごとに決まっているため、最新は必ず江東区の公式ホームページで確認してください。
Q.自宅の水害や浸水のリスクはどうやって確認できますか。
A.江東区は「洪水」「大雨浸水(内水)」「高潮」の3種類の水害ハザードマップを用意しています。荒川と江戸川の氾濫に備えた江東5区大規模水害ハザードマップもあります。自宅がどの浸水想定に入り、どのくらいの深さになるかを確かめられます。内容は変わることがあるため、最新は必ず江東区の公式ホームページで確認してください。
Q.地震のときと風水害のときで避難先は同じですか。
A.同じとは限りません。地震では小中学校などの避難所が中心ですが、風水害では区が自主避難施設を開設し、時間に余裕があれば浸水しない地域へ逃げる「広域避難」、余裕がなければ建物の3階以上へ移る「垂直避難」という考え方が示されています。判断のしかたは変わることがあるため、最新は必ず江東区の公式ホームページで確認してください。
参考にした公式ページ
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。