大田区の防災ガイド|避難所・ハザードマップの見方
大田区の防災を公式情報をもとにまとめました。避難のしくみ、ハザードマップの見方、家庭の備えを解説します。
大田区は、多摩川沿いの低地から東京湾に面した臨海部、台地の斜面まで、地形によって災害リスクが変わる区です。地震・風水害それぞれで避難のしくみが異なるため、大田区の公式情報をもとにまとめます。
地震のときの避難先
大田区では、地震のときに向かう先が役割ごとに分かれています。まず、自治会・町会ごとに定められた一時集合場所(いっとき集合場所)にいったん集まり、そこから必要に応じて次の場所へ移動する流れが基本です。
- 避難所 … 大きな地震で家屋が倒壊・焼失し、住む家を失った人が避難生活を送る場所です。区立小学校・中学校等の91か所が指定され、自治会・町会単位で割り当てられています。自宅で生活できる場合は、在宅避難が基本となります。
- 避難場所(広域避難場所) … 大規模な延焼火災がおさまるまで待機する、火災から命を守るための広い場所です。区内13か所が指定され、多摩川河川敷(ガス橋一帯)や平和島などがあります。地震が起きてすぐ行く場所ではなく、火災が広がったときに逃げる場所です。
「生活の場である避難所」と「火災から逃れる避難場所」は目的が違うため、自宅と職場それぞれについて、どこがどの割り当てなのかを平常時に確かめておくと安心です。なお不燃化が進み広域避難を要しない地区内残留地区もあります。避難先の指定は変わることがあるため、最新は必ず大田区の公式ホームページで確認してください。
ハザードマップで自宅のリスクを知る
大田区は、地形が多様なぶん、複数の種類のハザードマップを公開しています。自宅や職場がどの災害に弱いのかを、種類ごとに確かめておきましょう。
- 震災編 … 液状化の可能性、火災の被害想定、建物倒壊の被害想定、そして臨海部に関わる津波の想定などをまとめた地図があります。
- 風水害編 … 多摩川があふれた場合を想定した多摩川ハザードマップ(洪水)、東京湾の高潮ハザードマップ、そして中小河川・土砂災害・内水氾濫をまとめたハザードマップがあります。
これらは冊子版の「大田区防災ハザードマップ」として、防災危機管理課や区政情報コーナー、各特別出張所で配布されているほか、大田区防災ポータルでも自宅周辺のリスクを確かめられます。低地の浸水、臨海部の高潮・津波、台地の斜面の土砂災害と、場所によって注意すべき災害が異なります。掲載内容や配布場所は変わることがあるため、最新は必ず大田区の公式ホームページで確認してください。
風水害のときの避難所
台風や大雨のときは、地震のときの避難所とは開設のしかたが異なります。大田区では、区立小・中学校等のうち多摩川小学校・嶺町小学校を除いた89か所を「水害時緊急避難場所」として位置づけています。
- これらは、避難行動要支援者や、自分で避難先を確保することが難しい方のための一時的な避難先という位置づけです。
- 開設は災害リスクに応じて行われ、風水害が区内全域に影響を及ぼす場合には、すべての水害時緊急避難場所が開設されます。
- 多摩川の氾濫が想定される地域にある施設では、2階以上を使う垂直避難が前提になります。
大田区は、原則として親戚・知人宅や勤務先など自ら避難先を確保し、早めに避難行動をとることを求めています。地震のときとは避難先も考え方も変わるため、風水害用の避難先を別に決めておくことが大切です。開設のしかたや対象施設は変わることがあるため、最新は必ず大田区の公式ホームページで確認してください。
家庭で備えておくもの
在宅避難を続けるためにも、家庭内備蓄が欠かせません。大田区は、最低でも3日分、できれば1週間分の水や食料などを家庭にそなえておくことをすすめています。
- 水 … 飲み水・調理用として、1人1日あたり3リットルが目安です。
- 食料 … ふだん食べている常温保存できる食品も備蓄に向きます。多めに買って古いものから使い、使った分を買い足す「ローリングストック」だと無理なく続けられます。
- 簡易トイレ … 断水に備え、簡易トイレや携帯トイレを最低3日分、できれば7日分そなえておきましょう。ビニール袋を重ねて吸水材を入れる作り方も紹介されています。
- そのほか、カセットコンロとボンベ、非常用持出袋なども用意しておくと安心です。
必要な量は家族構成によって変わります。備蓄の目安や品目は変わることがあるため、最新は必ず大田区の公式ホームページで確認してください。
日ごろからできる備え
備蓄と合わせて、家の安全確保と連絡手段の準備を平常時に進めておきましょう。大田区が案内している主な備えは次のとおりです。
- 家具の転倒・落下防止 … 家具転倒防止器具や感震ブレーカーの設置、家屋の耐震補強で、揺れによるケガや火災を防ぎます。区には器具の支給やあっせんの制度もあります。
- 安否確認の方法を決める … 災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板(web171)、各携帯電話会社のアプリなど、家族で使う連絡手段を事前に決めておきます。
- 避難先と避難経路の確認 … わが家の避難先を確かめ、そこまでの経路も家族で共有しておきましょう。風水害では、いつ・どこへ動くかをまとめる「マイ・タイムライン」づくりも役立ちます。
- 情報の入手先を用意する … 大田区防災ポータルや防災アプリ、区の公式SNSなど、災害時に情報を得る手段を前もって確認しておきます。
制度や連絡手段の詳細は変わることがあるため、最新は必ず大田区の公式ホームページで確認してください。
この記事は大田区公式ホームページの情報をもとに作成しています。避難先の指定・ハザードマップの内容・備蓄の目安・各種制度は変わることがあります。最新の情報は必ず大田区の公式ホームページで確認してください。
よくある質問
Q.大田区の地震のときの避難先はどこですか?
A.まず自治会・町会ごとの一時集合場所に集まり、家を失ったときは区立小・中学校等91か所の避難所へ、延焼火災から逃れるときは多摩川河川敷や平和島など13か所の避難場所へ向かいます。自宅で生活できる場合は在宅避難が基本です。自分の割り当て先は大田区の公式ホームページで確認してください。
Q.自宅の水害・土砂災害リスクはどこで確認できますか?
A.大田区の防災ハザードマップで確認できます。多摩川の洪水、高潮、中小河川・内水氾濫・土砂災害、津波など種類ごとに公開されており、冊子版の配布のほか大田区防災ポータルでも自宅周辺のリスクを調べられます。詳しくは大田区の公式ホームページで確認してください。
Q.地震と風水害で避難先は同じですか?
A.同じではありません。地震のときは避難所や避難場所へ向かいますが、風水害では、多摩川小学校・嶺町小学校を除く89か所の「水害時緊急避難場所」が災害リスクに応じて開設されます。区は親戚・知人宅など自ら避難先を確保し早めに避難することを求めています。開設状況は大田区の公式ホームページで確認してください。
参考にした公式ページ
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。