台東区の防災ガイド|避難所・ハザードマップの見方
台東区の防災を公式情報をもとにまとめました。避難のしくみ、ハザードマップの見方、家庭の備えを解説します。
台東区は隅田川沿いに低地が広がり、荒川や神田川の水害、高潮なども想定される地域です。いざというときにあわてないよう、台東区の公式情報をもとに避難のしくみと家庭の備えをまとめます。
地震のときの避難先
台東区では、住居が倒壊・焼失して救助を必要とする被災住民に、宿泊・給食・医療などの救援を行う施設を避難所と呼び、区立の小・中学校や区内の都立高等学校など計45か所を指定しています。地震で自宅にいられなくなったときの生活の場です。
これとは別に、大地震にともなう大規模な火災から身を守るために逃げる広い場所は避難場所と呼ばれ、東京都震災対策条例にもとづき、区内では上野公園一帯・谷中墓地・隅田公園一帯が指定されています。まず火災から命を守る「避難場所」、そのあと生活する「避難所」という役割の違いを覚えておくと安心です。避難所に向かう前の一時的な集まり場所として、町会単位の一時(いっとき)集合場所もあります。
避難所は災害の状況に応じて開設されます。自宅が安全なら、無理に避難所へ行かず自宅にとどまる「在宅避難」も選択肢です。指定されている施設や開設のしくみは変わることがあるため、最新は必ず台東区の公式ホームページで確認してください。
ハザードマップで自宅のリスクを知る
台東区は、区内で起こりうる水害・土砂災害を想定した5種類のハザードマップを公開しています。
- 荒川水害ハザードマップ(荒川の氾濫を想定)
- 神田川水害ハザードマップ(神田川の氾濫を想定)
- 高潮水害ハザードマップ(高潮による浸水を想定)
- 内水氾濫ハザードマップ(大雨で下水などがあふれる内水氾濫を想定)
- 土砂災害ハザードマップ(土砂災害警戒区域を想定)
これらは、想定される浸水の深さや範囲を色分けで示したものです。まずは自宅がどの区域に入るか、浸水の深さはどのくらいかを地図で確かめておきましょう。日本語のほかに外国語版も用意されています。ハザードマップは想定の見直しにあわせて更新されることがあるため、最新版は必ず台東区の公式ホームページで確認してください。
風水害のときの避難所
台風や大雨による風水害は、地震と違って天気予報である程度前もって備えられるのが特徴です。台東区では、避難情報が出る前の早い段階で開設される自主避難場所(6か所)と、避難情報の発令にあわせて開設される緊急避難場所(計17か所)を分けて用意しています。地震のときの避難所とは開設のしかたが異なる点に注意してください。
区は在宅避難を基本にしており、内水氾濫・神田川の氾濫・高潮については、自宅が2階建て以上なら2階に避難することで安全を確保できる場合があるとしています。一方で、土砂災害警戒区域や河岸が削られるおそれのある地域にお住まいの方は、避難情報が出たら在宅避難ではなく緊急避難場所へ避難するよう区が求めています。また荒川が氾濫した場合は2週間以上の浸水が想定されるため、区内の避難場所ではなく浸水区域の外へ避難するよう強く呼びかけられています。どの避難場所がどのタイミングで開くかは状況によって変わることがあるため、最新は必ず台東区の公式ホームページで確認してください。
家庭で備えておくもの
避難所に頼りきりにならず、自宅で数日間を過ごせるようにしておくことが大切です。台東区は、水は1人1日3リットルを目安に、最低3日分、できれば1週間分をそなえるようすすめています。食料も同じ考え方で、1人1日3食として最低3日分、できれば1週間分が目安です。
こうした備えには、防災用の保存食だけをそろえる必要はありません。区は、普段使っている食品や日用品を少し多めに買い、古いものから使って使った分を買い足す「日常備蓄(ローリングストック)」をすすめています。無理なく続けられ、いざというときに期限切れで使えないという失敗も防げます。あわせて、常備薬・携帯電話の充電器・簡易トイレ・カセットコンロなども用意しておくと安心です。備蓄の目安は変わることがあるため、最新は必ず台東区の公式ホームページで確認してください。
日ごろからできる備え
災害はいつ起きるかわかりません。特別な準備でなくても、日ごろの少しの工夫で被害を減らせます。
- 家具の固定…寝室や出入り口の近くの家具が倒れないよう、金具やつっぱり棒で固定する。台東区では高齢者のいる世帯向けに家具転倒防止器具の給付・取付の支援があります。
- 連絡方法の確認…家族が離れているときの集合場所や、災害用伝言ダイヤルなどの安否確認の方法を決めておく。
- 避難経路の確認…ハザードマップを見ながら、自宅から避難場所までの安全な道を実際に歩いて確かめておく。
- 防災用品の点検…非常持ち出し袋の中身や電池・充電器の状態を、ときどき見直す。台東区には区民向けの防災用品あっせんもあります。
こうした支援制度や備えの内容は変わることがあるため、最新は必ず台東区の公式ホームページで確認してください。
この記事は台東区公式ホームページの情報をもとに作成しています。避難先・ハザードマップ・備えの内容や支援制度は変わることがあります。最新の情報は必ず台東区の公式ホームページで確認してください。
よくある質問
Q.台東区の避難先はどこですか?
A.地震で自宅にいられなくなったときは、区立の小・中学校や区内の都立高等学校など計45か所の避難所が生活の場になります。大規模な火災から身を守る避難場所としては、上野公園一帯・谷中墓地・隅田公園一帯が指定されています。指定や開設のしくみは変わることがあるため、最新は必ず台東区の公式ホームページで確認してください。
Q.自宅の水害・土砂災害リスクはどこで確認できますか?
A.台東区が公開している荒川水害・神田川水害・高潮水害・内水氾濫・土砂災害の5種類のハザードマップで確認できます。自宅がどの区域に入り、浸水の深さがどのくらいかを地図で確かめておきましょう。最新版は必ず台東区の公式ホームページで確認してください。
Q.地震と風水害で避難先は同じですか?
A.開設のしかたが異なります。地震のときは災害の状況に応じて避難所が開かれますが、風水害のときは避難情報の前に開く自主避難場所と、発令にあわせて開く緊急避難場所が分けて用意されています。荒川の氾濫時は区内ではなく浸水区域の外へ避難が必要です。詳しくは必ず台東区の公式ホームページで確認してください。
参考にした公式ページ
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。