安平町の地域おこし協力隊|想定年額301万円と3つの補助の中身
安平町の地域おこし協力隊について、教育課程支援員の報酬と想定年額、住宅家賃・車両燃料・自己研鑽研修の3つの補助、活動内容をまとめます。
安平町の地域おこし協力隊は25人で、北海道の受入166市町村のなかで6位です。特徴は想定年額まで公表していることと、住宅・車両・研修の3つの補助が別に用意されていることです。教育分野の募集が続いており、町が進める「あびら探究タイム」の担い手を求めています。町が公表している募集情報から整理します。
隊員25人は道内6位
総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、安平町の隊員数は25人でした。北海道の受入166市町村のなかで、別海町74人、東川町65人、沼田町35人、美唄市32人、厚真町28人に次ぐ6位です。ニセコ町も同じ25人でした。
安平町が属する胆振振興局は10市町村で108人。厚真町28人・安平町25人・むかわ町17人の隣接する3町だけで70人を占めます。1市町村あたりでは10.8人と、道内でも密度の高い地域です。この3町はいずれも平成30年の北海道胆振東部地震で被害を受けた地域にあたります。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。
報酬|想定年額まで公表している
教育課程支援員の枠で公表されている条件は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 報酬 | 月額200,400円 |
| 想定年額 | 3,010,509円(手当を含む) |
| 住宅家賃補助 | 月額28,000円を上限 |
| 車両燃料補助 | 月額20,000円を定額 |
| 自己研鑽研修補助 | 年額200,000円を上限 |
| 募集 | 任用者が決定するまで随時募集 |
想定年額3,010,509円という数字を出している自治体は多くありません。月額200,400円を12か月で計算すると2,404,800円ですから、差額の約60万円が手当分にあたります。年収の見込みを立てやすい書き方です。
3つの補助にはそれぞれ性格の違いがあります。
住宅家賃補助は月額28,000円が上限です。「上限」なので、家賃がそれ以下なら実費、それ以上なら差額は自己負担になります。北海道は光熱・水道の物価指数が全国1位(119.6)で冬の暖房費がかさむため、家賃以外の住居費も家計に見込む必要があります。
車両燃料補助は月額20,000円の定額です。上限ではなく定額なので、使わなくても支給されます。安平町は新千歳空港に近い一方で町域が広く、車は生活の前提になります。
自己研鑽研修補助は年額200,000円を上限に、隊員自身の学びに使えるものです。任期後の独立や転職を見据えた投資に充てられる設計で、協力隊の募集としては珍しい項目にあたります。
契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。
活動内容|「あびら探究タイム」を支える
教育課程支援員の活動は、町が進める探究学習を支えることです。
町は「あびら探究タイム」などで、子どもの「なぜ?」を一緒に面白がる存在として活動する人を求めています。加えて教育課程の構築支援が業務に含まれます。授業を手伝うだけでなく、カリキュラムそのものを作る側に関わる位置づけです。
教育分野で協力隊を継続的に受け入れている自治体は、任期後に町の教育に関わる仕事へ移る道筋が見えやすくなります。自己研鑽研修補助が年額200,000円まで用意されているのも、この流れと整合します。
町は隊員の活動報告も公開しており、令和4年度から令和6年度までの活動報告が町のお知らせに掲載されています。応募前に、実際にどんな活動が行われてきたかを確認できます。
応募の方法
募集は任用者が決定するまでの随時募集という形をとっています。年に1回の募集期間に限られないため、準備が整った時点で応募できます。
応募は、町が指定するアドレスへ書類を添付し、本文に氏名・住所・電話番号・面談希望日時を明記して送信する形です。募集要項が町のサイトで公開されているので、提出書類はそちらで確認してください。
「面談希望日時」を最初に書かせる運用になっていることから、書類選考のあとに面談へ進む流れが想定されています。
応募の前に確かめること
- 想定年額3,010,509円の内訳を確かめる。月額200,400円との差は手当分です
- 家賃補助は上限28,000円。物件の家賃がこれを超える分は自己負担になります
- 車両燃料補助は定額20,000円。上限ではないので条件がよい部類です
- 自己研鑽研修補助の使い道を考える。年額200,000円を上限に自分の学びに使えます
- 教育分野の適性を考える。授業支援ではなく教育課程の構築支援まで含みます
- 随時募集であることを活かす。準備が整った時点で応募できます
問い合わせは安平町の担当課です。町は移住定住支援のページも設けています。
北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊に、隣接する厚真町の条件は厚真町の地域おこし協力隊にまとめています。
本記事の内容は安平町が公表している募集情報によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の情報で確かめてください。
よくある質問
Q.安平町の地域おこし協力隊は何人いますか。
A.令和7年度で25人です。北海道の受入166市町村のなかで6位にあたります。胆振振興局108人のうち、厚真町28人・安平町25人・むかわ町17人の隣接3町で70人を占めます。
Q.報酬はいくらですか。
A.教育課程支援員の枠で月額200,400円、想定年額は手当を含めて3,010,509円と公表されています。月額の12か月分との差額の約60万円が手当分にあたります。
Q.どんな補助がありますか。
A.住宅家賃補助が月額28,000円を上限、車両燃料補助が月額20,000円の定額、自己研鑽研修補助が年額200,000円を上限に用意されています。燃料補助は上限ではなく定額です。
Q.自己研鑽研修補助とは何ですか。
A.隊員自身の学びに使える補助で、年額200,000円が上限です。任期後の独立や転職を見据えた投資に充てられる設計で、協力隊の募集としては珍しい項目です。
Q.どんな活動をしますか。
A.教育課程支援員として、町が進める「あびら探究タイム」などで子どもの「なぜ?」を一緒に面白がる存在として活動し、あわせて教育課程の構築支援を行います。授業の手伝いにとどまらず、カリキュラムを作る側に関わります。
Q.いつ応募できますか。
A.任用者が決定するまでの随時募集です。年に1回の募集期間に限られないため、準備が整った時点で応募できます。
Q.どうやって応募しますか。
A.町が指定するアドレスへ書類を添付し、本文に氏名・住所・電話番号・面談希望日時を明記して送信します。提出書類は町が公開している募集要項で確認してください。