赤平市の地域おこし協力隊|月額295,600円に起業活動手当
赤平市の地域おこし協力隊について、月額295,600円という報酬と起業活動手当、家賃の上限30,000円、まちの魅力を発信する枠、炭鉱のまちという背景をまとめます。
赤平市の報酬は月額295,600円です。これに起業活動手当4,000円と家賃の補助 上限月額30,000円がつきます。北海道で確認したなかでも高い部類になります。市が公表している情報から整理します。
隊員2人、炭鉱のまち
総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、赤平市の隊員数は2人でした。北海道の受入166市町村のなかで89位です。
赤平市は空知地方にあり、かつて石炭産業で栄えた市です。同じ空知では沼田町35人、美唄市32人、深川市17人、奈井江町14人、砂川市13人、栗山町11人、三笠市9人、夕張市9人、滝川市7人、芦別市5人、秩父別町5人、歌志内市4人、浦臼町3人、岩見沢市2人が近隣にあたります。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。
空知には炭鉱で栄えた市が並びます。 美唄市、三笠市、夕張市、赤平市、芦別市、砂川市、歌志内市はいずれも石炭とともに人口が増え、閉山とともに減った地域です。
手当まで公表している
市が公表している条件は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 報酬 | 月額295,600円 |
| 起業活動手当 | 月額4,000円 |
| 家賃の補助 | 居住住宅の家賃を別途月額30,000円を上限に支給 |
| 着任期間 | 令和7年4月1日から令和8年3月31日 |
| 延長 | 最長で令和10年3月31日まで |
| 選考 | 書類選考と面接試験(対面またはウェブ)の2段階 |
月額295,600円は、道内で確認したなかでは芦別市の300,000円に次ぐ水準です。
| 市町村 | 月額 | 備考 |
|---|---|---|
| 芦別市 | 300,000円 | 委嘱・雇用関係なし |
| 赤平市 | 295,600円 | 起業活動手当4,000円が別途 |
| えりも町 | 291,000円 | 業務委託(個人事業主) |
| 剣淵町 | 290,000円 | キャンプ場の管理 |
| 美深町 | 270,000円 | 賞与なし |
「起業活動手当」という名称の手当は道内でも数少ない例です。月額4,000円と大きな額ではありませんが、任期後の起業を前提にした設計であることが名称から読めます。
道内で起業支援を明示している自治体には、江別市(起業支援補助金 最大1,000,000円)、中頓別町(国の補助金100万円+店舗改修 最大100万円)、白老町(起業等支援補助金交付要綱)などがあります。
家賃補助の上限30,000円は道内では中位です。ニセコ町85,000円、名寄市65,000円、江別市55,000円より低く、共和町27,000円、厚沢部町20,000円より高い水準になります。契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。
面接がウェブでも受けられるという点も応募者にとって実務的です。遠方から応募する場合、面接のために往復する負担が減ります。
まちのファンをつくる
市が公表している業務は次のとおりです。
赤平市はイメージ向上、交流・関係人口の創出、移住・定住促進のため、まちの魅力や日々の暮らしを伝える情報の収集・発信、コンテンツの制作、事業の企画立案・運営などを行う隊員を募集しています。
「関係人口」という言葉が入っている点に注目してください。移住まではしないが、その地域に関わり続ける人を増やすという考え方です。
炭鉱のまちには物語があります。 赤平市には炭鉱の遺産を伝える施設があり、当時の立坑櫓が残っています。歌志内市(日本一人口の少ない市)、夕張市(財政再生団体となった経緯)と同じく、産業の盛衰そのものが語れる材料になります。
発信の枠に向く人。 情報を集めて形にする仕事なので、文章、写真、動画、交流サイトの運用といった技能が直接使えます。帯広市(人事やマーケティングの経験が望ましい)と同じく、職歴が活きる枠といえます。
空知で探すということ
赤平市を検討するなら、空知全体を見るという考え方もあります。
| 市町村 | 隊員数 | 特徴 |
|---|---|---|
| 沼田町 | 35人 | しいたけ、いちご、肉牛 |
| 美唄市 | 32人 | まちなか再生、宮島沼 |
| 深川市 | 17人 | 株式会社深川未来ファーム |
| 砂川市 | 13人 | - |
| 三笠市 | 9人 | - |
| 夕張市 | 9人 | 設置規程を例規で公開 |
| 滝川市 | 7人 | 活動経費 年1,995,000円、副業可 |
| 芦別市 | 5人 | 月額300,000円、副業可、4部門 |
| 秩父別町 | 5人 | フリーミッション型 |
| 歌志内市 | 4人 | 日本一人口の少ない市 |
| 浦臼町 | 3人 | ワイン用ぶどう |
| 赤平市 | 2人 | 月額295,600円、起業活動手当 |
| 岩見沢市 | 2人 | 地域おこし推進員、委託料の内訳を公表 |
空知は受入が活発な地域です。 沼田町35人、美唄市32人という規模の自治体があり、札幌市から車で1時間から2時間の範囲に選択肢が集中しています。
冬の雪は多くなります。 空知は道内でも積雪の多い地域として知られます。北海道は総務省の消費者物価地域差指数(2024年結果)で光熱・水道が119.6と全国1位で、全国平均を約2割上回ります。除雪の負担も見込んでください。
応募の前に確かめること
- 月額295,600円という額を確認する。道内では高い部類です
- 起業活動手当の使い道を聞く。月額4,000円で任期後を前提にした設計です
- 家賃補助の上限30,000円と実勢を照らす
- 面接がウェブで受けられることを活かす。遠方からでも応募しやすくなります
- 発信の技能が活きるか考える。情報の収集・制作・企画が業務です
- 空知の他の市町村と比べる。沼田町35人、美唄市32人が近隣です
北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊に、同じ空知の芦別市は芦別市の地域おこし協力隊にまとめています。
本記事の内容は赤平市が公表している情報によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の募集要項で確かめてください。
よくある質問
Q.赤平市の地域おこし協力隊の報酬はいくらですか。
A.月額295,600円です。これに起業活動手当が月額4,000円、居住住宅の家賃補助が月額30,000円を上限に支給されます。道内で確認したなかでは芦別市の300,000円に次ぐ水準です。
Q.起業活動手当とは何ですか。
A.月額4,000円の手当です。名称から任期後の起業を前提にした設計であることが読めます。道内では江別市の起業支援補助金 最大1,000,000円、中頓別町の店舗改修 最大100万円などが同じ方向の支援になります。
Q.どんな業務ですか。
A.まちの魅力や日々の暮らしを伝える情報の収集・発信、コンテンツの制作、事業の企画立案・運営です。市はイメージ向上、交流・関係人口の創出、移住・定住促進を目的に掲げています。
Q.選考はどう進みますか。
A.書類選考と面接試験の2段階です。面接は対面またはウェブで受けられるため、遠方から応募する場合の負担が減ります。
Q.任期は何年ですか。
A.令和7年4月1日から令和8年3月31日までで、最長で令和10年3月31日まで延長される場合があります。
Q.赤平市はどんな市ですか。
A.空知地方にあり、かつて石炭産業で栄えた市です。炭鉱の遺産を伝える施設があり、当時の立坑櫓が残っています。産業の盛衰そのものが発信の材料になります。
Q.空知で協力隊を探すとどうなりますか。
A.沼田町35人、美唄市32人、深川市17人など受入が活発な地域です。札幌市から車で1時間から2時間の範囲に選択肢が集中しています。一方で道内でも積雪の多い地域なので、除雪の負担と光熱費を見込んでください。
参考にした公式ページ
- 北海道赤平市 公式ホームページ
- 【赤平市】まちの魅力発信・移住定住PRに取り組む隊員を募集します!|ほっかいどう地域おこし協力隊
- 赤平市|ほっかいどう地域おこし協力隊
- 令和7年度 地域おこし協力隊の隊員数等について(総務省)
- 令和7年度(2025年度)地域おこし協力隊導入状況|北海道
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。