深川市の地域おこし協力隊|設置規則で決まった報酬と、車両の貸与
深川市の地域おこし協力隊について、設置規則に定められた月額報酬と手当、家賃助成と活動用車両の貸与、農業・シードル・情報発信の募集分野をまとめます。
深川市の地域おこし協力隊は、報酬が市の設置規則という例規に明記されています。月額208,300円という額が規則で定められているため、募集ごとにぶれません。もう一つ、活動用車両が貸与される点も、自家用車の持ち込みを求める自治体が多い北海道では珍しい扱いです。市が公表している情報から整理します。
隊員17人、市の公表では19名
総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、深川市の隊員数は17人でした。北海道の受入166市町村のなかで12位です。市自身は「現在19名の隊員が活動しています」としており、集計の時点が違うことによる差とみられます。
深川市が属する空知振興局は24市町村で220人。沼田町35人、美唄市32人に次いで深川市が3位です。奈井江町14人、長沼町14人が続きます。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。
深川市は平成25年度から協力隊を委嘱しており、10年以上の受入実績があります。
報酬は設置規則で決まっている
深川市は「深川市地域おこし協力隊設置規則」を公開しており、そこに条件が定められています。
| 項目 | 内容(設置規則および募集要項) |
|---|---|
| 雇用形態 | 会計年度任用職員 |
| 報酬 | 月額208,300円(設置規則第6条) |
| 期末手当 | 年2回(6月と12月)支給 |
| 勤勉手当 | 支給あり |
| 社会保険 | 厚生年金・健康保険・雇用保険に加入 |
| 任期 | 4月1日から翌年3月31日まで。1年ごとに更新し最長3年 |
| 勤務 | 週5日(休日は4週間ごとの期間につき8日) |
| 年次有給休暇 | あり(初年度は最大10日) |
報酬額が募集チラシではなく例規に書かれている点は、応募する側にとって意味があります。年度や枠によって額が変わりにくく、根拠がはっきりしているためです。
会計年度任用職員なので社会保険は厚生年金・健康保険・雇用保険に加入でき、事業主負担分は市が持ちます。期末手当に加えて勤勉手当も支給される点は、道内の他の市町村と比べても手厚い部類です。
任用の始期は隊員の都合にも応じるとされており、年度途中からの着任にも対応します。毎年3月に次年度の継続について判断されます。
契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。
住まいと車
住居と車の扱いは次のとおりです。
- 住宅の家賃助成:月額最高30,000円(設置規則では賃貸料の上限を月額3万円とし、超える部分は隊員の負担)
- 活動用車両の貸与あり
家賃助成の月額30,000円は、ニセコ町の80,000円から85,000円、美唄市の50,000円と比べると低い額です。ただし深川市とニセコ町では家賃相場が違うため、額そのままの比較には意味がありません。超える分が自己負担になる点は共通です。
活動用車両が貸与される点は実質的な差になります。北海道の協力隊は自家用車の持ち込みを求める自治体が多く、根室市は「活動においては自家用車をご使用いただきます」、沼田町は自家用車持ち込みで月15,000円の借上料、厚真町は自家用車の確保が応募要件です。車両代・任意保険・冬タイヤ・燃料を自分で負担するかどうかは、年間で数十万円の差になります。
募集分野
深川市が募集している分野には次のようなものがあります。
農業支援員。株式会社深川未来ファームでの勤務を基本活動とし、施設園芸や水稲、畑作などの生産活動業務に従事します。深川市は雨竜川と石狩川の流域に広がる肥沃な土壌と気象条件のもと、「ふっくりんこ」「ななつぼし」などを中心とした道内有数の稲作地帯です。応募には普通自動車運転免許(オートマチック限定不可)が必要で、大型自動車免許や大型特殊自動車免許があればなお良いとされています。
りんごの果実酒「ふかがわシードル」製造。アップルランド山の駅おとえにおいて、シードル等の加工品の製造・普及促進に関する活動、普及促進に向けた広報活動に従事します。
地域資源プロモーター。地域の情報発信を中心に活動する枠です。
市は農業分野・畜産分野・地域振興分野それぞれの隊員の活動紹介も公開しており、応募前に実際の活動を確認できます。
応募の方法
応募は「深川市会計年度任用職員採用申込書」(写真付き)を提出する形です。提出先は分野によって分かれ、農業支援員の場合は深川市役所 経済・地域振興部 農政課です。地域資源プロモーターの募集は経済・地域振興部 商工労働観光課 観光特産係(電話 0164-26-2276)が担当しています。
第1次選考の合格者を対象に、深川市において面接試験が実施されます。面接のために必要な交通費などは応募者の負担になる点は、事前に見込んでおいてください。
応募の前に確かめること
- 設置規則を読む。報酬や住居の条件が例規で定められています
- 免許の条件を確認する。農業支援員はオートマチック限定不可です
- 家賃が30,000円を超える分は自己負担であることを見込む
- 車両が貸与される点を評価に入れる。自家用車持ち込みの自治体との差は大きくなります
- 面接の交通費は自己負担。現地での面接になります
- 分野ごとに担当課が違う。応募先を確認してください
北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊に、同じ空知で最多の沼田町は沼田町の地域おこし協力隊にまとめています。
本記事の内容は深川市が公表している設置規則および募集情報によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の情報で確かめてください。
よくある質問
Q.深川市の地域おこし協力隊の報酬はいくらですか。
A.月額208,300円です。この額は深川市地域おこし協力隊設置規則の第6条に定められています。加えて期末手当が年2回(6月と12月)、勤勉手当も支給されます。
Q.雇用形態は何ですか。
A.会計年度任用職員です。厚生年金・健康保険・雇用保険に加入でき、事業主負担分は市が持ちます。年次有給休暇もあり、初年度は最大10日です。
Q.家賃の助成はありますか。
A.月額最高30,000円です。設置規則では賃貸料の上限を月額3万円とし、それを超える部分は隊員の負担と定められています。
Q.車は自分で用意するのですか。
A.活動用車両の貸与があります。北海道では自家用車の持ち込みを求める自治体が多いなか、車両代・任意保険・冬タイヤ・燃料の負担が要らない点は実質的な差になります。
Q.どんな分野を募集していますか。
A.株式会社深川未来ファームでの農業支援員、アップルランド山の駅おとえでのりんごの果実酒「ふかがわシードル」製造、地域の情報発信を担う地域資源プロモーターなどです。
Q.応募に必要な免許はありますか。
A.農業支援員は普通自動車運転免許(オートマチック限定不可)が必要です。大型自動車免許や大型特殊自動車免許があればなお良いとされています。
Q.任期は何年ですか。
A.4月1日から翌年3月31日までを一区切りとし、1年ごとに更新して最長3年です。任用の始期は隊員の都合にも応じるとされ、毎年3月に次年度の継続が判断されます。
参考にした公式ページ
- 地域おこし協力隊|ふかがわで働く・北海道深川市
- 深川市地域おこし協力隊設置規則
- 深川市地域おこし協力隊(農業支援員)を募集します|北海道深川市
- 地域おこし協力隊メインページ|北海道
- 令和7年度 地域おこし協力隊の隊員数等について(総務省)
- 令和7年度(2025年度)地域おこし協力隊導入状況|北海道
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。