上士幌町の地域おこし協力隊|活動分野の広さと、おためし制度
上士幌町の地域おこし協力隊について、平成22年度から続く受け入れの実績、ふるさと納税やDXなど活動分野の広さ、おためし協力隊の仕組みをまとめます。
上士幌町の地域おこし協力隊は15人で、十勝振興局では鹿追町18人、新得町16人に次ぐ3位です。平成22年度からこの制度を活用しており、道内でも受け入れの歴史が長い町にあたります。活動分野の幅が広く、「おためし地域おこし協力隊」という短期の仕組みも用意されています。町が公表している情報から整理します。
平成22年度から続く受け入れ
総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、上士幌町の隊員数は15人でした。北海道の受入166市町村のなかで14位です。
上士幌町が属する十勝振興局は19市町村で126人。鹿追町18人、新得町16人、上士幌町15人、池田町12人、足寄町9人、大樹町9人と続きます。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。
町は平成22年度からこの制度を活用して協力隊員に委嘱してきたとしています。地域おこし協力隊の制度が国によって創設されたのは平成21年度ですから、制度開始の翌年度から受け入れを始めたことになります。全国の隊員数が制度開始時に89人だったことを考えると、かなり早い時期からの参加です。
任期は最長3年間です。
活動分野の広さ
町が公表している活動分野には次のようなものがあります。
| 分野 | 内容 |
|---|---|
| ふるさと納税推進員 | ふるさと納税に関する業務 |
| 社会教育推進員(図書館担当) | 図書館を拠点とした社会教育 |
| 社会教育推進員(地域協働) | 地域協働による社会教育の推進 |
| 官民共創ビジネス創出推進員 | 官と民が連携した事業の創出 |
| 地域電力普及・連携推進員 | 地域電力の普及と連携の推進 |
| DX推進員 | 情報化の推進 |
| 持続可能なまちづくり | 町民に持続可能な開発目標を理解してもらう普及啓発活動 |
| 観光・移住定住 | 地域の観光振興・移住定住事業の推進、地域情報の発信 |
ふるさと納税、地域電力、DX、官民共創といった分野が並ぶ点に特徴があります。従来の協力隊が担ってきた農林業や観光だけでなく、行政の事業そのものを推進する枠が用意されています。
上士幌町はふるさと納税の取り組みで知られており、その業務に協力隊の枠を設けているのは自然な構成といえます。
おためし地域おこし協力隊
上士幌町は「おためし地域おこし協力隊」の募集も行っています。
おためし協力隊は、正式に着任する前に短期間その地域を体験する仕組みです。総務省の資料では、おためし地域おこし協力隊の参加者数は令和6年度に1,149人、令和7年度に1,450人と増えています(インターンは令和6年度1,047人、令和7年度1,414人)。
移住してから「思っていた活動と違った」となるのを避けるための制度で、応募を検討している段階で使う価値があります。北海道内では余市町も「おためし地域おこし協力隊ツアー」を実施しています。
報酬について
報酬額は、町の常設ページには掲載されていません。 職種ごとの募集ページに記載される形です。ふるさと納税推進員、社会教育推進員、官民共創ビジネス創出推進員などで条件が異なる可能性があるため、応募したい職種の募集要項で確認してください。
参考として、同じ十勝振興局では新得町が月額229,800円(パートタイム会計年度任用職員・住宅は町が借り上げて無償貸与)、鹿追町が民間事業者へ研修派遣する仕組みで報酬・期末手当・共済費を国の財政措置の範囲内で町が負担する形です。契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。
問い合わせ
問い合わせ先は上士幌町役場 企画財政課 企画担当です。町は現在活動中の地域おこし協力隊の一覧を活動分野と人数つきで公開しており、どの分野に何人いるかを応募前に確認できます。
隊員が15人いるため、同じ立場の人が複数いる環境になります。受入166市町村のうち67市町村は隊員が1人から4人で、これが最も多い層であることを考えると、相談できる相手がいる規模かどうかは応募先を選ぶ材料になります。
応募の前に確かめること
- 職種ごとの募集要項で報酬を確認する。常設ページには掲載されていません
- おためし協力隊を検討する。着任前に地域を体験できます
- 活動中の隊員一覧を見る。どの分野に何人いるかが公開されています
- 任期は最長3年であることを確認する
- 分野が行政事業寄りであることを踏まえる。ふるさと納税やDXなどの枠があります
- 十勝の他の町と比べる。鹿追町18人、新得町16人と条件が違います
北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊に、同じ十勝の新得町は新得町の地域おこし協力隊、鹿追町は鹿追町の地域おこし協力隊にまとめています。
本記事の内容は上士幌町が公表している情報によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の募集要項で確かめてください。
よくある質問
Q.上士幌町はいつから地域おこし協力隊を受け入れていますか。
A.平成22年度からです。制度が国によって創設されたのが平成21年度ですから、その翌年度から受け入れを始めたことになります。道内でも歴史の長い部類にあたります。
Q.どんな活動分野がありますか。
A.ふるさと納税推進員、社会教育推進員(図書館担当・地域協働)、官民共創ビジネス創出推進員、地域電力普及・連携推進員、DX推進員、持続可能なまちづくりの普及啓発、観光振興・移住定住事業の推進などです。
Q.報酬はいくらですか。
A.報酬額は町の常設ページには掲載されておらず、職種ごとの募集ページに記載されます。応募したい職種の募集要項で確認してください。
Q.おためし地域おこし協力隊とは何ですか。
A.正式に着任する前に短期間その地域を体験する仕組みです。移住してから活動が想像と違ったという事態を避けるための制度で、上士幌町も募集を行っています。
Q.任期は何年ですか。
A.最長3年間です。
Q.隊員は何人いますか。
A.令和7年度で15人です。町は活動中の隊員の一覧を活動分野と人数つきで公開しており、応募前にどの分野に何人いるかを確認できます。
Q.問い合わせ先はどこですか。
A.上士幌町役場 企画財政課 企画担当です。
参考にした公式ページ
- 地域おこし協力隊|北海道 上士幌町
- 「地域おこし協力隊」を募集しています|北海道 上士幌町
- おためし地域おこし協力隊募集|北海道 上士幌町
- 地域おこし協力隊(上士幌町ふるさと納税推進員)募集|北海道 上士幌町
- 令和7年度 地域おこし協力隊の隊員数等について(総務省)
- 令和7年度(2025年度)地域おこし協力隊導入状況|北海道
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。