栗山町の地域おこし協力隊|枠で分かれる報酬と寒冷手当
栗山町の地域おこし協力隊について、空き家対策とファブラボ運営で分かれる報酬、支度金や寒冷手当の扱い、フリーミッション型の枠をまとめます。
栗山町の地域おこし協力隊は11人です。空知振興局では沼田町35人、美唄市32人、深川市17人、奈井江町14人、長沼町14人、砂川市13人に次ぐ規模になります。報酬は枠によって分かれ、空き家対策の枠が月額233,000円、ファブラボ運営支援員が月額266,000円です。後者には支度金・住宅手当・寒冷手当が含まれるという示し方をしています。町が公表している情報から整理します。
隊員11人、札幌圏に近い町
総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、栗山町の隊員数は11人でした。北海道の受入166市町村のなかで小清水町・鷹栖町と並んで17位です。
栗山町が属する空知振興局は24市町村で220人と、上川振興局288人に次ぐ規模です。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。
町は協力隊の目的を「都市圏の若者を主な対象とし、住民票を本町に移動させ、地域活性化のためのさまざまな支援活動を行う隊員を町が任命する」ものと説明しています。隊員は町で1年間(最長で3年まで延長可能)生活しながら、コミュニティ活動の支援、地域資源の発掘・振興、農業等の支援、町の情報発信に関する活動などを行います。
枠で分かれる報酬
公表されている枠と報酬は次のとおりです。
| 枠 | 月額 | 備考 |
|---|---|---|
| 空き家対策プロジェクト | 233,000円 | 「街づ“くり”エイター」という名称 |
| ファブラボ栗山 運営支援員 | 266,000円 | 支度金・住宅手当・寒冷手当を含む |
同じ町でも枠によって33,000円の差があります。ただし単純な優劣ではありません。ファブラボの266,000円には支度金・住宅手当・寒冷手当が含まれると示されているため、そのぶん手元に残る額は額面より少なくなります。
寒冷手当が言及されている点は道内でも数少ない例です。中富良野町が寒冷地手当を11月から3月まで月額14,580円として別立てで支給するのに対し、栗山町のファブラボの枠は月額に含める形をとっています。別立てか込みかで、比較のしかたが変わります。
北海道は総務省の消費者物価地域差指数(2024年結果)で光熱・水道が119.6と全国1位です。冬の暖房費をどう扱うかは、待遇を読むうえで実質的な差になります。契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。
募集されている分野
栗山町の枠には次のようなものがあります。
空き家対策プロジェクト。「空き家で町をくりエイト!」という呼びかけで、街づ“くり”エイターという名称の枠です。
ファブラボ栗山 運営支援員。ファブラボはデジタル工作機械を備えた市民向けの工房で、ものづくりの拠点です。その運営を支える枠になります。
フリーミッション起業型。町は「KURIYAMA ORIGINAL PROJECT」として、自分で活動を設計する枠を用意しています。運営には合同会社オフィスくりおこが関わっています。
コミュニティ放送。町を盛り上げる仲間としてコミュニティ放送に関わる枠も募集されました。
おためし。町は「それ、栗山町でできるかも。」という名称でおためしの枠も出しています。正式着任の前に地域を体験できる仕組みです。
分野の幅が広く、ものづくり・空き家・放送・起業と、行政の定型業務とは違う枠が並びます。
手当が込みか別かで変わる
栗山町のファブラボの枠のように、手当を月額に含めて示す自治体と、別立てで示す自治体があります。同じ額面でも手元に残る額が変わるため、読み方に注意がいります。
| 市町村 | 手当の示し方 |
|---|---|
| 栗山町(ファブラボ) | 月額266,000円に支度金・住宅手当・寒冷手当を含む |
| 中富良野町 | 月212,709円とは別に寒冷地手当 月14,580円(11月〜3月) |
| ニセコ町 | 月200,000円に活動支援定額補助を含む。期末手当と勤務手当は別 |
| 別海町(委託型) | 月約455,000円に活動費約155,000円を含む |
| 名寄市 | 月291,600円とは別に家賃補助・車・通信費 |
「込み」の場合、実際に使える額は額面より少なくなります。 募集要項に「〜を含む」という表記があるかどうかを最初に確かめてください。
応募の前に確かめること
- 枠ごとの報酬を確認する。233,000円と266,000円で差があります
- 手当が月額に含まれるか確かめる。ファブラボの枠は支度金・住宅手当・寒冷手当込みです
- 寒冷手当の扱いを見る。別立てか込みかで実質が変わります
- 任期を確認する。1年間で最長3年まで延長可能です
- おためしを検討する。着任前に地域を体験できます
- フリーミッション型なら提案を準備する。自分で活動を設計する枠です
北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊に、同じ空知の沼田町は沼田町の地域おこし協力隊にまとめています。
本記事の内容は栗山町が公表している情報によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の募集要項で確かめてください。
よくある質問
Q.栗山町の地域おこし協力隊の報酬はいくらですか。
A.枠によって分かれます。空き家対策プロジェクトが月額233,000円、ファブラボ栗山の運営支援員が月額266,000円です。ただし後者には支度金・住宅手当・寒冷手当が含まれます。
Q.手当が月額に含まれるとどうなりますか。
A.額面より手元に残る額が少なくなります。中富良野町のように寒冷地手当を別立てで支給する自治体もあるため、含まれるか別かを確認したうえで比べる必要があります。
Q.どんな分野を募集していますか。
A.空き家対策プロジェクト(街づ“くり”エイター)、ファブラボ栗山の運営支援員、フリーミッション起業型、コミュニティ放送などです。ものづくりや放送といった枠がある点が特徴です。
Q.ファブラボとは何ですか。
A.デジタル工作機械を備えた市民向けの工房で、ものづくりの拠点です。栗山町にはファブラボ栗山があり、その運営を支える枠が募集されています。
Q.任期は何年ですか。
A.1年間で、最長3年まで延長可能です。
Q.応募前に町を体験できますか。
A.できます。町は「それ、栗山町でできるかも。」という名称でおためしの枠を出しています。
Q.栗山町の隊員数は何人ですか。
A.令和7年度で11人です。空知振興局24市町村220人のなかでは、沼田町35人、美唄市32人、深川市17人、奈井江町14人、長沼町14人、砂川市13人に次ぐ規模になります。
参考にした公式ページ
- 栗山町地域おこし協力隊|栗山町公式ホームページ
- 【おためし】それ、栗山町でできるかも。|ほっかいどう地域おこし協力隊
- 令和7年度 地域おこし協力隊の隊員数等について(総務省)
- 令和7年度(2025年度)地域おこし協力隊導入状況|北海道
- 消費者物価地域差指数-小売物価統計調査(構造編)2024年(令和6年)結果(総務省統計局)
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。