七飯町の地域おこし協力隊|18歳から応募できる委託型
七飯町の地域おこし協力隊について、18歳以上という応募条件、政令指定都市からも応募できること、委託型で個人事業主扱いになること、大沼という資源をまとめます。
七飯町の協力隊は18歳以上から応募できます。政令指定都市の在住者も対象で、契約は委託型の個人事業主扱いです。町が公表している情報から整理します。
隊員2人、大沼のまち
総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、七飯町の隊員数は2人でした。北海道の受入166市町村のなかで89位です。
七飯町は渡島地方にあり、函館市に隣接しています。大沼国定公園を町域に持ちます。同じ渡島では森町10人、鹿部町9人、八雲町7人、知内町7人、七飯町2人、函館市2人が近隣にあたります。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。
18歳から応募できる
町が公表している「七飯町プロモーションエージェント」の条件は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 18歳以上で意欲的に行動できること |
| 在住地 | 三大都市圏や政令指定都市などに居住 |
| 契約 | 町職員ではなく、個別契約による個人事業主扱い |
| 委託期間 | 1年(最長3年まで延長可) |
| 免許 | 普通自動車運転免許を有すること |
| パソコン | 操作が可能なこと |
| 定住 | 委託期間終了後に七飯町に定住する意向があること |
18歳以上という条件は道内でも間口の広い部類です。
道内の年齢条件を並べると次のようになります。
| 市町村 | 年齢の条件 |
|---|---|
| 七飯町 | 18歳以上 |
| 羽幌町 | 概ね20歳以上 |
| 初山別村 | 20歳以上40歳未満 |
| 利尻富士町 | 概ね40歳以下 |
| 歌志内市 | 性別と年齢は問わない |
上限を設けない自治体と、40歳前後で切る自治体に分かれます。 応募のときは、自分が条件に当たるかを個別に確かめてください。
政令指定都市を含めている点も見逃せません。札幌市、仙台市、福岡市などの在住者も対象になります。帯広市(三大都市圏の都市地域または政令指定都市)、室蘭市(札幌市または三大都市圏)と同じ設計です。
委託型という契約
七飯町は隊員を町職員ではなく、個別契約による個人事業主扱いとしています。
これは社会保険が自己負担になるということです。 国民年金保険料だけでも月17,000円前後で、これに国民健康保険料が加わります。確定申告も自分で行います。
道内の委託型を並べると次のようになります。
| 市町村 | 契約 | 公表されている額 |
|---|---|---|
| 芦別市 | 委嘱(雇用関係なし) | 月額300,000円 |
| えりも町 | 業務委託(個人事業主) | 月額291,000円 |
| 留寿都村 | 委託 | 月額250,000円(内訳あり) |
| 岩見沢市 | 業務委託 | 基本分208,000円+活動経費分60,000円 |
| 七飯町 | 個別契約(個人事業主扱い) | 募集要項で確認 |
| 白老町 | 業務委託(設置要綱) | 募集要項で確認 |
| 喜茂別町 | 委託型(設置要綱) | 募集要項で確認 |
委託型には副業の制限が緩いという利点もあります。 芦別市、滝川市、岩見沢市は副業を認めています。七飯町の扱いは募集要項で確かめてください。
報酬額は町の常設ページからは確認できませんでした。 契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。
プロモーションエージェントという枠
町が公表している職務内容は次のとおりです。
交流サイトを活用したプロモーション活動を行い、町の取り組みや魅力を町内外に広く伝える。具体的には次の4つです。
- 交流サイトの運用と分析
- 町内イベントへの参加
- 地域の方との関係づくり
- 各種セミナーや研修への参加
「分析」が業務に入っている点が実務的です。発信して終わりではなく、届いたかどうかを測るところまで求められます。
「地域の方との関係づくり」が業務として書かれているのも見逃せません。多くの町では暗黙の期待にとどまりますが、七飯町は明示しています。着任してすぐ発信を始めるのではなく、まず人と会うことが仕事になります。
道内で発信を軸にした枠には、赤平市(まちの魅力や暮らしを伝える情報の収集・発信)、室蘭市(情報発信分野)、江別市(シティプロモート・移住定住推進員)、大空町(移住定住推進員)などがあります。
函館市に隣接するという条件
七飯町は函館市に隣接しています。
生活の不便が少なくなります。 函館市には商業施設も病院も揃っています。
函館空港が使えます。 道外との行き来がしやすくなります。
新幹線の駅が近くにあります。 新函館北斗駅は隣の北斗市にあり、本州との行き来もできます。
大沼国定公園という観光の資源があります。 大沼は駒ヶ岳を望む景勝地で、通年で人が訪れます。
「地方移住」の実感は薄くなります。 過疎地での活動を求める人には条件が合わないかもしれません。
応募の前に確かめること
- 個人事業主扱いであることを踏まえる。町職員ではありません
- 社会保険を自分で計算する。全額が自己負担です
- 募集要項で報酬を確認する。常設ページからは分かりません
- 副業ができるか確かめる。委託型なら制限は緩くなります
- 18歳から応募できることを確認する。道内では間口の広い部類です
- 渡島の他の市町村と比べる。森町10人、鹿部町9人が近隣です
北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊に、同じ渡島の函館市は函館市の地域おこし協力隊にまとめています。
本記事の内容は七飯町が公表している情報によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の募集要項で確かめてください。
よくある質問
Q.七飯町の地域おこし協力隊は何歳から応募できますか。
A.18歳以上です。道内では間口の広い部類で、羽幌町の概ね20歳以上、初山別村の20歳以上40歳未満、利尻富士町の概ね40歳以下と比べると条件が緩やかになります。
Q.どこに住んでいれば応募できますか。
A.三大都市圏や政令指定都市などに居住していることが条件です。札幌市、仙台市、福岡市などの在住者も対象になります。
Q.町の職員になるのですか。
A.いいえ。町職員ではなく、個別契約による個人事業主扱いです。社会保険は自分で加入して全額を負担し、確定申告も自分で行います。
Q.報酬はいくらですか。
A.町の常設ページからは確認できませんでした。募集要項で確かめてください。副業ができるかどうかも併せて確認することをすすめます。
Q.どんな業務ですか。
A.七飯町プロモーションエージェントとして、交流サイトの運用と分析、町内イベントへの参加、地域の方との関係づくり、各種セミナーや研修への参加を行います。
Q.「分析」まで業務に入っているのですか。
A.入っています。発信して終わりではなく、届いたかどうかを測るところまで求められます。また「地域の方との関係づくり」も明示されており、着任してすぐ発信を始めるのではなく、まず人と会うことが仕事になります。
Q.七飯町はどんな町ですか。
A.渡島地方にあり函館市に隣接しています。大沼国定公園を町域に持ち、駒ヶ岳を望む景勝地として通年で人が訪れます。函館空港も新函館北斗駅も近くにあります。
参考にした公式ページ
- 北海道七飯町 公式ホームページ
- 七飯町|ほっかいどう地域おこし協力隊
- 令和7年度 地域おこし協力隊の隊員数等について(総務省)
- 令和7年度(2025年度)地域おこし協力隊導入状況|北海道
- 地域おこし協力隊メインページ|北海道
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。