和寒町の地域おこし協力隊|夫婦で委嘱を受けるという選び方
和寒町の地域おこし協力隊について、夫婦で委嘱を受ける場合の報償費、移住定住クリエイターやデジタル創出クリエイターという枠、応募の条件をまとめます。
和寒町の地域おこし協力隊で目を引くのが、夫婦での応募を制度に組み込んでいる点です。農業支援員の枠では、夫婦ともに委嘱を受ける場合に1組で合計400,000円という報償費が示されています。町が公表している募集要領から整理します。
隊員7人、上川北部の農業のまち
総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、和寒町の隊員数は7人でした。北海道の受入166市町村のなかで21位です。
和寒町が属する上川振興局は23市町村で288人と道内最多の規模です。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。
町は自らを「北海道の中央よりやや北部に位置する農業を基幹産業とした小さな町」と説明しています。稲作を中心とした農業地帯です。
夫婦で委嘱を受ける
農業支援員の募集要領には、夫婦ともに委嘱する場合は1組で合計400,000円が支給されるという記載があります。
これは1人あたり200,000円という計算になりますが、世帯として400,000円という示し方をしている点に意味があります。
道内で夫婦を想定した募集は他にもあります。
| 市町村 | 夫婦を想定した扱い |
|---|---|
| 和寒町 | 農業支援員は夫婦ともに委嘱する場合1組で合計400,000円 |
| 豊浦町 | 「夫婦で『豊浦いちご』を作りませんか」と呼びかけ。車両借上料は月20,000円/組 |
| 名寄市 | 家賃補助を単身50,000円・世帯65,000円に分ける |
| 厚沢部町 | 扶養手当あり |
| 厚真町 | 報償費が扶養家族の有無で350,000円/340,000円に分かれる |
農業の枠で夫婦の応募が想定されやすいのは、農作業が世帯単位で行われることが多いためとみられます。新規就農では夫婦2人で経営を始める例が一般的です。
一方で、単身で応募する場合の条件がどうなるかは要領で確認が必要です。1組400,000円という示し方は、単身なら200,000円ということなのか、別の枠組みなのかが読み取れません。
契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。
3つの枠
和寒町が公表してきた枠には次のようなものがあります。
移住定住クリエイター(1名)。移住・定住につながる企画・活動に関する業務です。
デジタル創出クリエイター(1名)。デジタルに関わる枠です。
農業支援員。稲作を中心とした農業の支援です。
「クリエイター」という呼称を使っている点は、上川町(プロデューサー)、栗山町(街づ“くり”エイター)と同じく、行政の業務名を避けた呼び方です。
応募の条件
公表されている応募条件は次のとおりです。
- 現在3大都市圏をはじめとする都市地域等に居住し、委嘱後に和寒町内に生活拠点を移して住民票を移動できること
- 普通自動車運転免許
- パソコンなどの操作スキル
- 協力隊の任期終了後に和寒町に定住する意思があること
活動期間は委嘱日から最長3年間(毎年度契約更新)です。移住定住クリエイターの委嘱は令和7年3月1日以降の委嘱開始日からとされていました。
パソコンの操作スキルが要件に入っている点は、美瑛町(ワード・エクセルの日常的な使用)、湧別町(パソコンの一般的な操作)と同じです。発信や事務を含む枠では標準的な条件になりつつあります。
応募の前に確かめること
- 単身の場合の報償費を確認する。1組400,000円という示し方です
- どの枠かを決める。移住定住、デジタル、農業支援員があります
- パソコンの操作スキルが要件。発信や事務を含む枠では求められます
- 任期は最長3年。毎年度の契約更新です
- 任期後の定住の意思が条件。応募要件に明記されています
- 稲作が中心であることを踏まえる。農業支援員の枠に応募する場合です
北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊に、同じ上川の剣淵町に近い士別市は士別市の地域おこし協力隊、いちごで夫婦の応募を想定する豊浦町は豊浦町の地域おこし協力隊にまとめています。
本記事の内容は和寒町が公表している募集要領によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の要領で確かめてください。
よくある質問
Q.和寒町の地域おこし協力隊の報償費はいくらですか。
A.農業支援員の募集要領には、夫婦ともに委嘱する場合は1組で合計400,000円という記載があります。単身の場合の扱いは要領で確認してください。
Q.夫婦で応募できますか。
A.できます。農業支援員の枠では夫婦ともに委嘱する場合の報償費が示されています。道内では豊浦町も「夫婦で『豊浦いちご』を作りませんか」という呼びかけで募集しています。
Q.どんな枠がありますか。
A.移住定住クリエイター(1名)、デジタル創出クリエイター(1名)、農業支援員などが公表されてきました。
Q.応募の条件は何ですか。
A.3大都市圏をはじめとする都市地域等に居住し委嘱後に和寒町へ住民票を移動できること、普通自動車運転免許、パソコンなどの操作スキル、任期終了後に和寒町に定住する意思があることです。
Q.任期は何年ですか。
A.委嘱日から最長3年間で、毎年度契約を更新します。
Q.和寒町はどんな町ですか。
A.北海道の中央よりやや北部に位置する農業を基幹産業とした小さな町で、稲作が中心です。上川振興局に属します。
Q.パソコンのスキルは必要ですか。
A.応募条件にパソコンなどの操作スキルが挙げられています。道内では美瑛町や湧別町にも同様の要件があり、発信や事務を含む枠では標準的な条件になりつつあります。
参考にした公式ページ
- 地域おこし協力隊(農業支援員)募集要領|和寒町
- (和寒町)坂口 美洋子|ほっかいどう地域おこし協力隊
- 令和7年度 地域おこし協力隊の隊員数等について(総務省)
- 令和7年度(2025年度)地域おこし協力隊導入状況|北海道
- 地域おこし協力隊メインページ|北海道
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。