調布市の防災ガイド|避難所・ハザードマップの見方
調布市の防災を公式情報をもとにまとめました。避難のしくみ、ハザードマップの見方、家庭の備えを解説します。
調布市は、住所ごとに避難所を指定する方式をとっていません。そのぶん「最も避難しやすい避難所」を自分で決めておく必要があります。震災時と風水害時で避難所が違う点にも注意が要ります。調布市と気象庁・内閣府の公式情報をもとに整理します。
避難情報と警戒レベル
大雨のときに市区町村が出す避難情報は、5段階の警戒レベルに数字を付けて伝えられます。
- 警戒レベル3 高齢者等避難:避難に時間がかかる方が避難を始めるタイミングです
- 警戒レベル4 避難指示:危険な場所から全員が避難するタイミングです
- 警戒レベル5 緊急安全確保:すでに災害が発生または切迫している状況で、必ず発令される情報ではありません
多くの場合、防災気象情報は自治体が発令する避難指示等よりも先に発表されます。気象庁は、警戒レベル4や3に相当する防災気象情報が出た際には、避難指示等が発令されていなくてもキキクルや河川の水位情報等を用いて自ら避難の判断をするよう呼びかけています。
避難の仕方についても、あらかじめ指定された避難場所へ向かうことにこだわらず、川や崖から少しでも離れた、近くの頑丈な建物の上層階に避難するなど、状況に応じて安全を確保することが示されています。
一次避難所と二次避難所
震災等で住んでいる家屋が倒壊したり、火災で住めなくなったときに、学校等が避難所となり、しばらくの間の生活の場となります。
調布市は小中学校施設等の32箇所を一次避難所、10箇所を二次避難所として指定しています。二次避難所は、一般の避難所等での生活が困難な高齢者や障害者などの要配慮者のための避難場所で、3日後を目途に開設されます。
ここで重要なのが、調布市は住所ごとに避難所を指定する方式をとっていないという点です。だからこそ「最も避難しやすい避難所を普段から確認しておきましょう」と案内されています。行き先が自動的に決まらないぶん、決めておく責任は自分にあります。
もうひとつ、風水害時とは避難所が異なります。地震のときに行く場所と大雨のときに行く場所が同じとは限りません。両方を書き出しておいてください。
ハザードマップで確認すること
調布市は洪水・内水ハザードマップと土砂災害ハザードマップを公開しています。防災マップとあわせて市の公式ページから確認できます。
洪水は川の氾濫、内水は下水道が追いつかないことによる浸水です。原因が違うので、危ない場所も違います。川から離れているから安心とは限りません。
土砂災害については、崖のそばに住んでいる場合はもちろん、通学路や通勤路に崖がある場合も確認しておいてください。避難する途中で崖の下を通るのでは、避難の意味が薄れます。
情報の受け取り方
調布市は防災・安全情報メールを運用しており、緊急情報、地震情報、気象警報などの防災情報を配信しています。登録して受け取れるようにしておいてください。
防災行政無線の放送内容は、通話無料の電話番号で確認できます。放送が聞こえたけれど内容がわからなかった、というときはここで確かめてください。全国の避難所を調べられるアプリでも、防災行政無線の放送内容を確認できると案内されています。
災害時に役立つ情報の入手方法については、市の公式ページにまとめられています。ひとつの手段に頼らず、複数の経路を用意しておくのが確実です。
日ごろの備えと問い合わせ
避難所の一覧、ハザードマップ、情報配信の手段は変わることがあります。出かける前に調布市の公式ページで最新の案内を確認してください。避難所運営マニュアルも公開されています。
備えとして最低限やっておきたいのは次の3つです。第一に、自宅から最も避難しやすい避難所を、地震のときと大雨のときのそれぞれについて決めておくこと。第二に、自宅がハザードマップのどの色に入っているかを確認すること。第三に、警戒レベル3の段階で誰が動くかを家族で決めておくことです。
非常持ち出しと備蓄は分けて考えてください。持ち出し袋は避難するときに持って出るもの、備蓄は自宅で過ごすためのものです。薬を常用している人は、お薬手帳の写しかその画像を持ち出し袋に入れておいてください。避難先で処方を受けるときに、これがあるかないかで話の早さが変わります。
もうひとつ覚えておきたいのが、災害用伝言ダイヤルです。電話がつながりにくくなったときでも、伝言を録音・再生して安否を伝え合えます。番号は171で、毎月1日と15日などに体験利用ができます。使ったことがないと本番で戸惑うので、一度は家族で試しておいてください。
在宅避難という選択肢も忘れないでください。自宅が浸水想定区域の外にあり、建物が無事なら、避難所へ行くより自宅にとどまるほうが安全なことがあります。そのためにも水と食料の備蓄が効いてきます。住所で行き先が決まらない調布市では、この判断を自分でする前提の備えが要ります。
よくある質問
Q.調布市の避難所は住所で決まっていますか。
A.決まっていません。調布市は住所ごとに避難所を指定する方式をとっていないため、最も避難しやすい避難所を普段から確認しておくよう案内されています。
Q.避難所は何か所ありますか。
A.小中学校施設等の32箇所が一次避難所、10箇所が二次避難所として指定されています。
Q.二次避難所とは何ですか。
A.一般の避難所等での生活が困難な高齢者や障害者などの要配慮者のための避難場所で、3日後を目途に開設されます。
Q.地震のときと大雨のときで避難所は同じですか。
A.異なります。風水害時とは避難所が異なると案内されているので、両方を確認しておいてください。
参考にした公式ページ
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。