鷲神社(浅草)の酉の市|開催日程・時間・アクセス
浅草・鷲神社の酉の市について、開催日と時間、行き方をまとめます。
鷲神社 酉の市
- 開催日
- 会場
- 鷲神社
- 住所
- 東京都台東区千束3-18-7
- 料金
- 無料
日程は変わることがあります。お出かけ前に公式ページでご確認ください。
浅草の北、台東区千束にある鷲神社は、江戸のころから毎年11月の酉の日に酉の市が立つ社です。ここでは令和8年の開催日と時間、酉の日という日の決まり方、行き方、熊手の買い方までを、鷲神社と長國寺の公式ホームページ、および台東区の公式情報をもとにまとめます。
令和8年の酉の市はいつか
鷲神社の公式ホームページによると、令和8年(2026年)の酉の市は次の2回です。
- 一の酉 11月7日(土曜日)
- 二の酉 11月19日(木曜日)
令和8年は二の酉までで、三の酉はありません。会場は鷲神社と、隣り合う長國寺の両方です。台東区の公式観光情報サイトでも、酉の市の会場は鷲神社と長國寺の二つとして案内されています。
開かれる時間は丸一日24時間
酉の市は、午前0時の一番太鼓とともに御例祭が始まり、丸一日24時間執り行われます。つまり一の酉なら11月7日の午前0時から同じ日の24時まで、二の酉なら11月19日の午前0時から24時までです。
当日までの主な祭儀は次のとおりです。
- 宵宮開運福寿祭 前夜の午後11時15分から
- 鷲祭特別祭儀 当日の午後1時から
- 御祈祷 随時受付
- 「鷲舞ひ」の神楽奉納 約15分
深夜0時をまたいで市が立つため、前日の夜のうちから境内に人が集まります。日付をまたいだあとが「酉の日」の始まりだと考えると分かりやすいです。
酉の日とは何か、なぜ年によって回数が変わるのか
酉の日とは、十二支を1日ずつ順に割り当てていく数え方で、酉にあたる日のことです。子、丑、寅と順に巡るので、酉の日は12日に一度やってきます。年月日のうち「日」にも十二支を当てる昔ながらの暦の考え方で、曜日とは無関係に回り続けます。
11月は30日あります。12日周期の酉の日が11月に何回入るかは、その年の一の酉が月の何日に来るかで決まります。
- 一の酉が11月1日から6日までの年は、11月中に酉の日が3回入り、三の酉まであります
- 一の酉が11月7日以降の年は、11月中に酉の日が2回しか入らず、二の酉までになります
令和8年は一の酉が11月7日なので、二の酉までとなり、次の酉の日は12月に入ります。
なお鷲神社では、三の酉のある年は火事が多いと言い伝えられてきたことも紹介されています。理由ははっきりしておらず、明暦の大火との重なりや、この時期の乾燥と火を使う機会の増加が挙げられています。
そもそも11月の酉の日が例祭日になったのは、鷲神社の社伝によるものです。日本武尊が東夷征討の帰り道にこの社へお礼参りをし、社前の松に武具の熊手をかけて勝ち戦を祝った日が11月の酉の日だったと伝えられ、これが酉の市の始まりとされています。
会場と行き方
会場は東京都台東区千束3-18-7の鷲神社と、隣接する長國寺です。台東区の公式観光情報サイトが案内している最寄り駅と徒歩の目安は次のとおりです。
- 東京メトロ日比谷線 入谷駅から徒歩約9分
- 東京メトロ日比谷線 三ノ輪駅から徒歩約10分
- つくばエクスプレス 浅草駅から徒歩約11分
- 都電荒川線 三ノ輪橋駅から徒歩約17分
- 鶯谷駅から徒歩約20分
- 東京メトロ銀座線 田原町駅から徒歩約21分
- 東京メトロ銀座線、都営浅草線、東武スカイツリーライン 浅草駅から徒歩約23分
入谷駅と三ノ輪駅はどちらも日比谷線なので、混み具合を見てどちらから歩くか決められます。当日は周辺の道路や歩道も人で埋まりますので、電車で向かうのが確実です。
熊手の買い方と手締め
酉の市の主役は、福をかき集めるとされる縁起熊手です。境内から参道までびっしりと熊手商の店が並びます。
値段は熊手の大きさや飾りの多さによって幅があり、手のひらに乗る小さなものから、店先や事務所に飾る大きなものまであります。決まった定価があるというより、店との商談で決まっていくのが酉の市の流儀です。
昔ながらの粋な買い方として、鷲神社の公式ホームページでは次のように紹介されています。まず値段を交渉し、買った、まけたと言い交わして商談そのものを楽しみます。そして値切った分を「ご祝儀」として店に置いてくる、というものです。結果として店の言い値で買ったことになりますが、客は大尽気分を味わい、店はご祝儀をもらってより儲かった気分を味わう、という粋なやり取りです。ご祝儀は決まりではなく慣習なので、無理に出さなければならないものではありません。
商談が成立すると、威勢のよい手締めを打ってもらえます。手締めは「手終い」とも書き、家庭や会社のいや栄えを祈るものです。台東区の公式観光情報サイトでも、参詣者が開運手締めを行う祭りとして紹介されています。締め方は店ごとに特徴があり、これを聞くために市へ来るという人もいます。
熊手を買わなくても、鷲神社では「かっこめ」「はっこめ」と呼ばれる熊手御守が酉の市の日だけ授与されます。開運と商売繁昌のお守りで、一番先に受けた人には「一番札」として神社の金小判が授けられます。
鷲神社ならではの見どころ
鷲神社の御祭神は、天日鷲命と日本武尊です。天日鷲命は諸国の土地を開いた神とされ、開運、殖産、商売繁昌にご神徳が高いと伝えられています。鷲神社は自らを酉の市の起源発祥の社として掲げており、上に書いた日本武尊の故事がその根拠になっています。
もう一つ知られているのが「なでおかめ」です。撫でる場所によってご利益が異なるとされています。
- おでこ 賢くなる
- 目 先見の明が効く
- 鼻 金運がつく
- 右の頬 恋愛成就
- 左の頬 健康に
- 口 災いを防ぐ
- 顎から時計回りに撫でる 物事が丸く収まる
ただし注意が必要です。なでおかめは酉の市の期間中はご披露されません。平成27年の酉の市から、事故回避と混乱防止のために中止されています。撫でたい場合は酉の市以外の日に参拝してください。そのときは拝殿正面にあります。
隣の長國寺との関係
酉の市の会場を調べると、鷲神社と長國寺という二つの名前が出てきて戸惑うかもしれません。この二つはもともと一つで、明治の神仏分離によって分かれたものです。
長國寺の公式ホームページにある酉の市年表によれば、明和8年(1771年)に長國寺の13世日玄上人が、本山である鷲山寺から鷲妙見大菩薩、すなわち鷲大明神を長國寺へ勧請し、番神堂に安置しました。これが浅草の酉の市の中心になっていきます。
そして明治元年(1868年)の項に、神仏分離によって当山は長國寺と鷲神社になった、と記されています。同じ年、長國寺の21世日迅上人が還俗して鷲神社の初代宮司になったとも書かれています。
つまり、寺と神社のどちらかが本家でどちらかが分家という話ではなく、一つだったものが明治に制度として分けられ、今もすぐ隣どうしで同じ日に市を開いている、というのが正確なところです。参拝するときは、鷲神社と長國寺の両方をお参りする人が多くいます。
混雑の様子と出かける時間帯
鷲神社の公式ホームページによると、浅草の酉の市は熊手店が約150店舗、露店が約750店、人出は毎年70万人から80万人に達し、規模、賑わいとも日本一とされています。1日でこの人数が集まるため、境内も参道もかなりの混雑になります。
丸一日24時間開かれるので、同じ酉の日でも時間帯によって人出はずいぶん変わります。市が立つ午前0時前後は一番太鼓を目当てに人が集まり、仕事帰りの人が向かう夕方から夜も混み合いやすい時間帯です。落ち着いて参拝したい場合は、明け方から昼前にかけての時間を選ぶという考え方もあります。
令和8年は一の酉が土曜日、二の酉が木曜日と曜日が異なります。休日にあたる一の酉は日中も人出が多くなることが見込まれ、平日の二の酉は夕方以降に集中しやすいと考えられます。小さな子ども連れや、ゆっくり熊手を選びたい場合は、この違いも見て日を決めるとよいでしょう。
この記事は鷲神社と長國寺の公式ホームページ、および台東区公式観光情報サイトの情報をもとに作成しています。開催日や時間、祭儀の内容、なでおかめの公開状況は変わることがあります。最新の情報は必ず鷲神社と長國寺の公式ホームページで確認してください。
よくある質問
Q.令和8年の酉の市はいつですか。
A.一の酉が11月7日の土曜日、二の酉が11月19日の木曜日です。令和8年は二の酉までで、三の酉はありません。
Q.何時から何時まで開かれていますか。
A.午前0時の一番太鼓とともに始まり、その日の24時までの丸一日24時間です。前日の午後11時15分からは宵宮開運福寿祭が行われます。
Q.鷲神社と長國寺は別の場所ですか。
A.すぐ隣どうしで、酉の市は両方で開かれます。もとは一つでしたが、明治元年の神仏分離で長國寺と鷲神社に分かれ、現在も同じ日に市が立ちます。両方をお参りする人が多くいます。
Q.熊手は値切ってもよいのですか。
A.値段のやり取りも酉の市の楽しみの一つとされています。昔から、値切った分を「ご祝儀」として店に置いてくるのが粋な買い方とされ、商談が成立すると威勢のよい手締めで締めくくります。ご祝儀は決まりではなく慣習です。
参考にした公式ページ
- 浅草 鷲神社公式ホームページ 今年の酉の市
- 浅草 鷲神社公式ホームページ 御由緒
- 浅草 鷲神社公式ホームページ 酉の市豆知識
- 浅草 鷲神社公式ホームページ なでおかめ
- 酉の寺 鷲在山長國寺公式ホームページ 酉の市年表
- 台東区公式観光情報サイト 酉の市
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。