東神楽町の地域おこし協力隊|部活動の地域移行で7競技9名
東神楽町の地域おこし協力隊について、部活動の地域移行とスポーツ振興という枠、7競技9名という募集の規模、応募の窓口をまとめます。
東神楽町の地域おこし協力隊で目を引くのが、部活動の地域移行という枠です。7競技で9名という規模で募集されており、単一のテーマとしては道内でも最大級になります。町が公表している情報から整理します。
隊員8人、旭川空港のある町
総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、東神楽町の隊員数は8人でした。北海道の受入166市町村のなかで20位です。
東神楽町が属する上川振興局は23市町村で288人と道内最多の規模です。東川町65人、中川町24人、中富良野町18人、上富良野町15人、名寄市14人、美瑛町13人、上川町12人、士別市12人、鷹栖町11人、旭川市10人と続きます。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。
東神楽町は旭川空港がある町です。旭川市に隣接し、隣は写真の町・東川町(隊員65人で道内2位)という立地になります。
部活動の地域移行で7競技9名
町は「地域おこし協力隊新規募集~部活動の地域移行及びスポーツ振興~」として、次の競技で隊員を募集しています。
| 競技 |
|---|
| 野球 |
| サッカー |
| バレーボール |
| 卓球 |
| バスケットボール |
| ソフトテニス |
| クロスカントリースキー |
7競技で9名という募集規模です。単一のテーマでこれだけの人数を募る例は、道内では旭川市のバス運転手魅力発信推進員(4名)を上回ります。
部活動の地域移行は、中学校の部活動を学校から地域のクラブへ移していく国の施策です。教員の負担軽減と、少子化で部活動が維持できなくなる問題への対応という2つの背景があります。
指導者の確保が全国的な課題になっており、協力隊を使う自治体が出てきています。道内ではむかわ町(部活動地域展開コーディネーター。ただし現在は募集していません)、沼田町(部活動コーディネーター1名)にも同種の枠があります。
東神楽町は競技ごとに人を配置するという形をとっており、コーディネーター1名で全体を調整する沼田町とは設計が違います。実際に指導する人を各競技に置くという考え方です。
クロスカントリースキーが入っている点は北海道らしい構成です。
どんな人が向くか
この枠は、他の協力隊とは求められるものが違います。
競技の経験が前提になります。 指導にあたるため、その競技をやってきた人が対象になります。指導者資格を持っているかどうかも要項で確認が必要です。
子どもと関わる仕事です。 中学生を中心とした指導になるため、教育的な視点が要ります。
任期後の姿が見えやすい面があります。 部活動の地域移行は継続的な取り組みなので、地域クラブの指導者として残る道が考えられます。ただし収入をどう確保するかは別の問題です。
報酬額は町の常設ページからは確認できませんでした。 町は募集要領を公開しているため、そちらで確かめてください。契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。
参考として、スポーツに関わる道内の枠には次のものがあります。
- 夕張市(体育振興支援・月額28万円)
- 羅臼町(地域スポーツ推進コーディネーター)
- 美唄市(スポーツの振興・体幹、水泳、クライミング教室など2名)
- 沼田町(部活動コーディネーター1名)
上川で見る「行政課題型」の枠
東神楽町の部活動の枠のように、特定の行政課題に人をあてる協力隊は上川振興局に目立ちます。
| 市町村 | 枠 | 課題 |
|---|---|---|
| 東神楽町 | 部活動の地域移行(7競技9名) | 部活動の受け皿づくり |
| 旭川市 | バス運転手魅力発信推進員(4名) | 路線バスの運転手不足 |
| 上川町 | 分野別プロデューサー | 事業の担い手づくり |
| 士別市 | 地域活性化・課題解決 | 地域課題全般 |
| 美瑛町 | 地域DMO事業 | 観光の受け入れ体制 |
「地域の魅力を発信する」型から、「特定の担い手を確保する」型へという流れがあります。部活動の指導者もバスの運転手も、その職種の人がいなければ地域の機能が止まります。協力隊をその穴埋めに使うという発想です。
応募する側から見ると、自分の技能がそのまま活かせるという利点があります。一方で「協力隊らしい自由な活動」を期待すると食い違いが起きます。何を求められているかを要領で確かめてください。
応募の前に確かめること
- 募集要領で報酬と契約の型を確認する。常設ページからは分かりません
- どの競技の枠かを決める。7競技で募集されています
- 指導者資格の要否を確認する。競技によって条件が変わる可能性があります
- 勤務の時間帯を確かめる。部活動は放課後と休日が中心になります
- 任期後の姿を考える。地域クラブの指導者として残る道があります
- 旭川市に近い立地を活かす。旭川空港があり隣は旭川市です
北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊に、隣接する東川町は東川町の地域おこし協力隊、部活動の枠がある沼田町は沼田町の地域おこし協力隊にまとめています。
本記事の内容は東神楽町が公表している情報によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の募集要領で確かめてください。
よくある質問
Q.東神楽町の地域おこし協力隊はどんな募集をしていますか。
A.部活動の地域移行およびスポーツ振興という枠で、野球、サッカー、バレーボール、卓球、バスケットボール、ソフトテニス、クロスカントリースキーの7競技で9名が募集されています。
Q.部活動の地域移行とは何ですか。
A.中学校の部活動を学校から地域のクラブへ移していく国の施策です。教員の負担軽減と、少子化で部活動が維持できなくなる問題への対応という背景があります。指導者の確保が全国的な課題になっています。
Q.7競技9名という規模は珍しいのですか。
A.単一のテーマとしては道内でも最大級です。旭川市のバス運転手魅力発信推進員(4名)を上回ります。道内では沼田町やむかわ町にも部活動の枠がありますが、いずれもコーディネーター1名という形です。
Q.報酬はいくらですか。
A.町の常設ページからは確認できませんでした。町は募集要領を公開しているため、そちらで確かめてください。
Q.どんな人が向きますか。
A.その競技の経験がある人です。指導にあたるため競技経験が前提になり、指導者資格の要否も要項で確認が必要です。中学生を中心とした指導になるため教育的な視点も要ります。
Q.勤務の時間帯はどうなりますか。
A.部活動は放課後と休日が中心になるため、一般的な勤務時間とは異なる可能性があります。要項で確認してください。
Q.東神楽町はどんな町ですか。
A.旭川空港がある町で、旭川市に隣接しています。隣は写真の町として知られる東川町(隊員65人で道内2位)です。
参考にした公式ページ
- 【地域おこし協力隊新規募集】~部活動の地域移行及びスポーツ振興~|東神楽町
- 地域おこし協力隊|総務省
- 令和7年度 地域おこし協力隊の隊員数等について(総務省)
- 令和7年度(2025年度)地域おこし協力隊導入状況|北海道
- 地域おこし協力隊メインページ|北海道
情報は変わることがあります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。