むかわ町の地域おこし協力隊|恐竜・林業・鳥獣害の4分野と企業研修型
むかわ町の地域おこし協力隊について、化石クリーニングを含む恐竜分野など4つの活動分野、企業研修型の仕組み、応募の方法と窓口をまとめます。
むかわ町の地域おこし協力隊は17人で、胆振振興局では厚真町28人、安平町25人に次ぐ3位です。活動分野に恐竜があるのがこの町の特徴で、化石のクリーニングや野外調査の補助に携わる枠があります。町が公表している募集情報から整理します。
隊員17人は胆振で3位
総務省が令和8年4月24日に公表した資料によれば、むかわ町の隊員数は17人でした。北海道の受入166市町村のなかで積丹町・深川市と並んで12位です。
むかわ町が属する胆振振興局は10市町村で108人。厚真町28人・安平町25人・むかわ町17人の隣接する3町だけで70人を占め、1市町村あたり10.8人と道内でも密度の高い地域です。この3町はいずれも平成30年の北海道胆振東部地震で被害を受けた地域にあたります。北海道全体の状況は北海道の地域おこし協力隊にまとめました。
恐竜の町
むかわ町は、日本国内で発見された恐竜の全身骨格化石で知られています。町は穂別博物館を持ち、恐竜を軸にした地域振興を進めています。協力隊にも恐竜分野の枠があります。
活動内容として公表されているのは次のようなものです。
- 化石クリーニングや野外調査の補助など、貴重な資料に触れる機会
- 博物館の教育普及活動に関する業務
- その他、地域支援に必要な活動
化石のクリーニングは、岩石から化石を取り出す専門的な作業です。博物館の資料に直接触れる仕事に、協力隊という形で入れる自治体は多くありません。
町は博物館周辺エリアの再整備基本計画を進めており、これに関連した募集も行われています。
4つの活動分野
むかわ町が公表している活動分野は次のとおりです。
| 分野 | 内容 |
|---|---|
| 恐竜 | 化石クリーニング、野外調査の補助、博物館の教育普及活動 |
| 林業・環境 | 林業体験など森に関わる活動、自然体験活動や環境教育 |
| 鳥獣害対策 | 対策計画の立案、捕獲活動、地域住民への防除指導 |
| 部活動地域展開コーディネーター | 中学校の部活動を地域クラブへ移行する「地域移行」の推進 |
部活動地域展開コーディネーターは現在は募集を行っていないと町が明記しています。募集状況は枠ごとに変わるため、町のページで確認してください。
鳥獣害対策の枠は、対策計画の立案から捕獲活動、住民への防除指導までを含みます。北海道ではエゾシカ対策が各地の課題で、美唄市(鳥獣対策・ジビエ振興)、新得町(エゾシカ被害防止対策並びに有効活用推進員)、別海町(野生鳥獣対策)にも同種の枠があります。
企業研修型という枠
むかわ町には企業研修型の協力隊もあります。町は「詳細につきましては、各企業の募集要項をご確認ください」としており、受入企業ごとに条件が異なる形です。
地域商社で恐竜ビジネス・地域ビジネス・まちなか再生ビジネスを企画・開発・販売していく枠も設けられてきました。
同じように受入側の企業や団体のもとで活動する仕組みは、新得町(町内協力企業・団体での活動)、積丹町(受入団体の公募)、上富良野町(企業等雇用型)、鹿追町(民間事業者への研修派遣)にもあります。それぞれ雇用主が誰になるかが違うため、応募のときに確認が必要です。契約の型ごとの比べ方は北海道の地域おこし協力隊 待遇比較にまとめました。
報酬について
報酬額は、町の常設ページには掲載されていません。 枠ごとの募集要項に記載される形です。恐竜分野、林業・環境分野、鳥獣害対策、企業研修型でそれぞれ条件が異なるため、応募したい枠の要項で確認してください。
参考として、隣接する厚真町の農業支援員は委嘱型で月額340,000円から350,000円(社会保険料の2分の1を助成)、安平町の教育課程支援員は月額200,400円・想定年額3,010,509円です。胆振振興局の3町でも条件はかなり違います。
応募と選考
応募には次の書類が必要です。
- 令和8年度むかわ町地域おこし協力隊応募用紙(写真の添付が必要)
- 目標レポート
提出は郵送または持参です。選考は第1次(書類選考)、第2次(面接試験)の二段階で、面接試験はむかわ町で実施されます。
企業研修型の応募には、現在、過疎地域等の条件不利地域に指定されていない地域に居住していることなどの必須条件があります。
問い合わせ先はむかわ町 総合政策課 商工観光グループ(電話 0145-42-2416)です。
応募の前に確かめること
- 枠ごとの募集要項で報酬を確認する。常設ページには掲載されていません
- 募集中かどうかを確かめる。部活動地域展開コーディネーターは現在募集していません
- 企業研修型なら受入企業の条件を見る。企業ごとに要項が違います
- 目標レポートを準備する。応募書類に含まれます
- 面接はむかわ町で実施。移動の手配が必要です
- 住民票を移せるか確認する。条件不利地域以外からの転入が要件です
北海道全体の受入状況は北海道の地域おこし協力隊に、隣接する厚真町は厚真町の地域おこし協力隊、安平町は安平町の地域おこし協力隊にまとめています。
本記事の内容はむかわ町が公表している募集情報によります。年度ごとに改定されるため、応募のときは最新の要項で確かめてください。
よくある質問
Q.むかわ町の地域おこし協力隊ではどんな活動ができますか。
A.恐竜分野(化石クリーニング、野外調査の補助、博物館の教育普及活動)、林業・環境分野、鳥獣害対策、部活動地域展開コーディネーターの4分野があります。ただし部活動地域展開コーディネーターは現在募集していません。
Q.恐竜の仕事とは具体的に何ですか。
A.化石クリーニングや野外調査の補助など、貴重な資料に触れる作業と、博物館の教育普及活動に関する業務です。化石のクリーニングは岩石から化石を取り出す専門的な作業になります。
Q.報酬はいくらですか。
A.報酬額は町の常設ページには掲載されておらず、枠ごとの募集要項に記載されます。応募したい枠の要項で確認してください。
Q.企業研修型とは何ですか。
A.受入企業のもとで活動する枠です。町は「各企業の募集要項をご確認ください」としており、企業ごとに条件が異なります。地域商社で恐竜ビジネスや地域ビジネスを企画・開発・販売する枠も設けられてきました。
Q.応募に必要な書類は何ですか。
A.令和8年度むかわ町地域おこし協力隊応募用紙(写真の添付が必要)と目標レポートです。郵送または持参で提出します。
Q.選考はどう進みますか。
A.第1次選考(書類選考)、第2次選考(面接試験)の二段階です。面接試験はむかわ町で実施されます。
Q.むかわ町の隊員数は何人ですか。
A.令和7年度で17人です。胆振振興局108人のうち、厚真町28人・安平町25人・むかわ町17人の隣接3町で70人を占めます。